チーム崩壊?!リーダーが直面するハードシングスで大切なこと
先日、書いたnoteはそこそこ反響があり嬉しかったです。
やはり多くの人がマネジメントや、リーダーシップ に悩んでいることを感じました(勿論、僕も現在進行形で悩んでおります………苦笑)。
上記noteの中で書いたこの言葉を元に今日のnoteは書き進めたいと思います。
自分自身が大切にしている「夢や志」があるか、これを深く考え、自分自身の真の想いに気付いているか?今一度、問いかけて見ることから始めると良いのではないでしょうか。
決してキレイに言語化出来ている必要もないし、雄弁に語れる必要もないです。
ただ本当に自分の奥底から湧き出る「夢や志」を意識できるようになると不思議と言葉に熱がこもり始めます。
そしてやがて仲間が増え、そして最後は社会に影響を与えることができるようなります。
投資させて頂く際にいつも考えていること
僕は前職含めて10年ほどシード期の投資家をしています。
僕が担当してきた支援先の多くは「創業メンバーのみ」、「アイデアのみ」の段階での出資だったり、プロダクト開発中のスタートアップへの支援をさせて頂いております。
多くの人によく
「支援先へ投資を決めるポイントはどう言うところがあるのですか?」
と聞かれることがあります。
シンプルにお伝えすると以下4点を見ています。
1. 市場規模
2. 起業家自身の熱
3. 経営チーム
4. 戦略
普段は、2点目と3点目を一緒くたにして「経営チーム」とすることが多いですが、今日は敢えて分けて表記してみました。
敢えて分けているのには理由があります。
先日、僕の同志でもあり、最大のライバルでもある独立系VCファンドのANRI創業者のアンリ君が書いた書籍を読んで、自分自身が投資をする際に意識しているポイントの解像度が上がったからです。
本の細かい内容は読んで貰いたいので触れないですが、
明確に僕自身もアンリ君と同様に
起業家自身から湧き上がる「熱」
を感じ、それに共感して投資している、からです。
起業家には原体験が必要なのか?
よく起業家には、チャレンジする事業領域に対して「原体験」が必要なのか?と言う議論が上がります。
結論から言うと僕自身は「原体験」はあるに越したことはないけれども、なくても特に気にならない、です。
それ以上に必要なモノがあると考えています。
それはチャレンジする事業領域に対して「原体験」以前の話で、
・そもそも何故、起業したいのか?
・起業を通じて、どんな世界を実現したいのか?
・何故、そのような世界を実現したいのか?
どうしようもなく強く、衝動的な想いが大事だと考えています。
勿論、こう言った強く、衝動的な想いは原体験から来るケースもありますが、それだけではなく、ただただ何かに駆られて起業に至るケースもあります。
なので、その何に駆られたのか?などの強く、衝動的な想いの背景を聞かせて欲しいのです。
それがアンリ君の言葉を借りると
起業家自身から湧き上がる「熱」
だと思うし、僕が先日書いたnoteの言葉を引用すると
自分自身が大切にしている「夢や志」があるか、これを深く考え、自分自身の真の想いに気付いているか?
なんだと思います。
サービスが立ち上がらない。成長が早過ぎて組織崩壊。
ハードシングスの際に大事なこと
僕は、東南アジアを中心に今までスタートアップへの支援活動を行って来ていますが様々な国の起業家、そして日本の起業家とも向き合う機会を頂いています。
シード期に投資をさせて頂く機会が多いと多くのハードシングスに直面します。(スタートアップに限らず企業内新規事業にも当てはまります)
特によく直面してきたのが
・思うように初期仮説がハマらずにサービスが立ち上がらない
・全然違う分野のサービスにピポッド(事業転換)せざるを得ない
・急成長した結果、組織に歪みが生じて組織崩壊
サービスが成長出来ない時の組織の停滞感や、ピポッド時の暗中模索の中のメンバーの士気の低下などが挙げられます。
また逆にサービスは伸びているにも関わらず、組織作りの一手目を誤ってしまい、負の遺産を負い続け組織が崩壊するケースも数多く見てきました。
この辺りの組織作りは僕のパートナーである田島のnoteを是非、ご一読頂きたいです。
結論、上記のようなハードシングスはスタートアップ経営(スタートアップに限らず企業内新規事業にも当てはまります)においては日常茶飯事で起き得ることではありますが、上手く乗り越えられる起業家には共通点があるように思います。
どんなにしんどい状況でも起業家自身の「熱」や「夢と志」に共感している仲間が集まっているチームは強い、です。
組織作り、採用において会社の「Vision」「Mission」などが大事と常日頃、口酸っぱく僕自身も支援先に言っておりますが、それ以上に大事なのは起業家自身の「熱」や「夢と志」だと感じています。
と言うのも会社の「Vision」「Mission」は事業が変わってしまう可能性もあるし、事業が順調な内は良いですが、成長が鈍化し、むしろキツい局面になるとアーリーステージにおける会社の「Vision」「Mission」は、あまり意味がない(とは言わないけど)です。
それ以上に大事なのが起業家自身の「熱」や「夢と志」です。
起業家が自身の言葉で「熱」や「夢と志」を伝え、そしてその想いが伝わっているチームは本当に強いです。
じゃあ、こう言った「熱」や「夢と志」をどう表現するか?に関しては先日書いたnoteにも書いているのでそちらをご一読ください。
起業家自身の「熱」や「夢と志」。その先に大切なこと。
今回のnoteも精神論に終始してしまいましたが………苦笑
前々から書く書く詐欺になっているコーチングがリーダーにとって組織作りにおける重要なマインド、かつスキルになるのではないか?と感じています。
なお、コーチングに関しては支援先、およびジェネシアの強いチームを作るミッションを一緒に背負ってくれている吉田によるnoteが非常に参考になると思います。
また僕自身のコーチングの師匠でもあり同志でもあるCotree/CoachEd創業者である櫻本さんのnoteもオススメです。
起業家の「熱」ってそもそも何よ?
長々と同じようなことを繰り返しているnoteになってしまいましたが、具体的に起業家がどのような「熱」を持ってチャレンジし続けているのか?と言うのはアンリ君の書籍で彼の支援先起業家とアンリ君による、暑過ぎるほどの熱風を感じて頂けるので是非読んで頂きたいです。
おまけ:アンリ君から貰った「熱」
彼とは、リクルート時代に実は彼がソーシャルゲーム事業を立ち上げていた時からの縁だったりします。
彼はその後、East Venturesで丁稚奉公しながら、今や上場企業になっていたり、注目のスタートアップとなっている会社の立ち上げに参画し、その後、ANRIを創業しています。
過去のやりとりを10年分ほど遡ってみたのですが、彼がANRIを創業する前に独立を決意したこと、そしてその想いを語ってくれたこと。
独立してからの覚悟や、挑戦。
そしてことある毎に僕自身に対しても早くベンチャーキャピタリストとして独立するべきだ!と熱く背中を押し続けてくれていました。
僕自身、これからも起業家自身の「熱」や「夢と志」に惚れ込んで、最大の応援者の一人として同じ船に乗せて欲しいと強く思うし、僕自身の「熱」と「夢と志」で誰かの背中を押したいと思います。
次回は、僕自身が学んだコーチングに関していい加減、noteを書きたいと思います(公開プレッシャーを自身に掛けてみます)
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