「慶大卒25歳、家無し金無し仕事無し」だった自分が、世界最大級のスポーツ分析ソフト会社唯一の日本人社員になれた経緯
2016年夏、ドイツから帰国してひと月、色々あって何も無くなったのでとりあえず仕事探しに東京に出てきた自分に
と笑いながら言ってくれたレオナさん、逆に救われた思いだったことはいまだに覚えています。そして何泊かお邪魔させていただいたことも…感謝しかありません。
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こんにちは。Hudlの高林諒一です。
今まで自分の過去を振り返るようなポストはしてこなかったのですが、どうやってHudlに入ったのか興味ある方もいるかもしれませんし、もし悩んでる誰かを勇気づけることになるのなら嬉しいなと思い、筆を取ることにしました。
全てを振り返ると超大作になってしまうので、いくつかだけかいつまんで書こうと思います。
なお、最後に大事なお知らせもあるので、是非最後までスクロールしていただけたら。
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Connecting the dots
故スティーブ・ジョブズ氏が語った有名な言葉ですが、自分のHudl入社が実現した経緯を表現するのにこんなにふさわしい言葉はありません。この言葉を使わないのであれば、もしくはもっとあけすけにいうのであれば、「運」でしょうか。笑
少し紐解いていきます。
「英語できない側」だった新卒時代
自分は大学卒業後、2014年に新卒としてPR会社に入社しました。PR会社の仕事も非常に面白いのですが、その話はまた別の機会に。
外資ではなく普通の国内企業で、同期は9人。しかしなんと、そのうち5人は、帰国子女と英語圏への留学経験者でした。もちろん自分は残りの4人の方。さらには配属された先の教育担当の先輩(日本人)はアメリカの大学を卒業していて、もともと受験はしたけど英語は得意ではなかった自分の英語コンプレックスを増長するにはこれ以上無い環境でした。笑
そんな中、一念発起して会社を辞め、ドイツに渡り(ドイツ期間中の話もまたの機会に。笑)、1シーズンを過ごして本帰国。そんなときにレオナさんに言われたのが冒頭の言葉でした。自分はこの先どうなってしまうのか、本当に不安だらけでした。
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「ドイツにいたから英語できるよね?」で降ってきたチャンス
普通に就職活動を行い、ご想像の通りかなり苦しみましたが、営業として内定をいただけたのは社員数が数十人の電気工事会社でした。就活自体は特にスポーツに絞っていたわけではなかったのですが、偶然この電気工事会社は下記の特徴を持っていました。(だから内定をいただけたのかなと)
そして目玉商材として、アメリカの映像システムの日本の総代理権を持っており、その拡販を狙っているところでした。
入社初日、「ドイツにいたから英語できるよね?」と言われたときの衝撃は忘れません。笑
もちろんNoというわけにも行かず、必死に取り組みました…マニュアルの翻訳(もちろん専門用語もわからないから苦労しましたし、クオリティも散々でした…申し訳無さしか無いです)、アメリカ側とのやり取りなどなど。。アメリカ出張もさせてもらいました。
マディソン・スクエア・ガーデンすごかった…
映像に関してもド素人だったので、技術の人に怒られながら、嫌な顔されながら、SDIとは、HDMIとは、フレームレートとは、などなど。今の自分にとっては当たり前のこと、全てが目新しかった。
なんとかいろいろな人のサポートもあり、いくつかの案件も担当させていただいていた2018年の夏の終りに、転機は訪れました。
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突然ですが、皆さんはLinkedInをご存知ですか?アメリカ発のビジネス特化型のSNSで、欧米の方々はかなりの割合でここにプロフィールを持っています。
自分もアカウントを持っていました。なぜなら、前述の取引先(仕入元)の会社のアジア担当者が外資らしくコロコロ変わっていたのですが、新しい担当者のプロフィールを知るのに最も手っ取り早かったからです。そして、せっかくそういった理由で利用していたので、自分のプロフィールも英語で記入していました。
転機は突然にLinkedInに
2018年の8月末、突然LinkedInに届いた1件のメール。それまでもいくつかのエージェントさんからご連絡いただいて実際に選考を受けたりもしましたが、なんとなく少し毛色が違う気がしました。
それは、Hudlのリクルートチームからのメールでした。
正直、スポーツチームでの分析の仕事なんてしたことないですし、スポーツコードもHudlも、触ったことはおろか、聞いたこともなかった自分でしたが、より競技の現場に近い仕事ができるのは願ってもないチャンスだと感じました。
選考を受け始めてからは、1ヶ月間でオンライン、オンサイトで計5回の面接を受け、本当に運良く、ありがたいことに内定をいただきました。(最終面接を某所のスターバックスで受けるという、今思えば本当に舐め腐ったことをしていたなあと、、内定いただけて本当に良かった笑)しばらくの間は、信じられませんでした。笑
HudlのHQにて、中途同期と。
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これは後日談ですが、僕にお誘いが届く前に、数人の候補者がいて(自分の知り合いも含む。その人に転職する報告しにいったら、それおれも誘われてたよと言われひっくり返りそうになりました笑)、その方たちとご縁がなかったから自分にチャンスが巡ってきたようです。本当にラッキーだったなと。
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現在の仕事では、日本国内はともかく、Hudl社内のコミュニケーションは英語ですから日常から英語が必要ですし、映像分析ソフトを扱う手前、映像の知識もITの知識も必要ですし、もちろんスポーツの知識も必要です。
そう考えると、ここまでに触れてきた、英語も、映像の知識も、サッカーの経験も、全てがつながっていて、意味のある出来事なんですね。まさにConnecting the dots。
何が秘訣、ということは無いんですが、とにかく目の前の仕事に、目の前の状況に必死に、真剣に、真摯に取り組んできたことが、今につながっているのかなあと、非常に曖昧な表現ですがそう思っています。
自分の歩んできた道はコピーするのが簡単だとはとても思えませんが、読んできて分かる通り、自分はスペシャルな実績があるわけでもないですし、ひとつのことを突き詰めているわけでもなく。どんな状況になっても、意外となんとかなる、という観点で、悩んでいる人の後押しになったらいいなあと思っています。
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最後にとても重要なお知らせ。
Hudlでは、日本マーケットの拡大に伴い、新しいメンバーを募集することになりました!英語は必須ですが、ハードワーカーでITリテラシーが高く、スポーツ業界をテクノロジーの力で発展させていきたいという情熱ある方のご応募をお待ちしております。
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