〈Blooming Sunday〉
〈Blooming Sunday〉
日曜日が、まるで花が咲くように始まる
ベランダから見渡せる遠くの景色では
目覚ましのベルがうるさいのを我慢しながら
ベッドから離れないよう抵抗しているかもしれない
僕はそんな人によく似ている
僕もいつもそうだから
遠くにいる彼か彼女は、多分
転がるようにベッドから落ちるか
それとも目が光に慣れるまで
または今日しなきゃいけないことを諦められるまで
シーツの中でじっと動かないでおくか
僕も彼らによく似ている
僕も彼らと同じだから
いつもの噴水のところで待ってるよ
近くまで来たら電話して
きっとまだ人が多いと思うからさ
毎日本当に蒸し暑いよね
だから皆も考えることは同じなんだね
やっぱりあそこが一番涼しいんだよ
だから噴水の一番近くにいるからさ
もし座れたら席取っておくよ
だからそれまでバイト頑張ってね
僕は今日は休みなんだ
会えたらすぐに涼しいカフェに入ろうよ
奢ってあげるからさ
僕らも皆によく似ているね
僕らも皆と変わりないんだから