ボンゾの演奏だけに惹かれてるわけではないって話
どーも、一人称が安定しない鈴木孝章です
私LED ZEPPELINが大好きなのですが、
多分に漏れずジョンボーナムも大好きなのです
(学生時分にブートレッグ買い漁ってました1977年公演のListen to this Eddieがボンゾ大爆発で大好きです)
ついこないだまで単純にドラマーとして彼が好きなんだと思っていたんですが
自分が大切にしている価値観の反面教師として新たな気づきがあったのでシェアします
演奏面での言及は私がいうまでもないでしょう
彼以前、彼以降で大きくドラミング自体が変わってしまったまさにエポックメイキングなドラマーでした
唯一無二
独自性
演奏面で彼に惹かれる私が大事にしている価値観です
エピソードとしても沢山ありますが、
破天荒なイメージを持つ方が多いと思います
日本公演中、ジミーペイジと親しくしていた女性のバッグにアレした話とか
ホテルで刀振り回して壁突き破って隣の部屋繋げてしまうとかね(時代ですね、当時もですが今だとさらにマジでやべーやつです)
ライブ前にバナナ27本食べて演奏中に気絶?だかなんだかして公演中止になったり(今調べたら亡くなる前のツアー中の出来事みたいですね、この頃から兆候はあったんだなと)
家族愛が強くツアー中の寂しさを紛らわせるために酒の量が増えていったとも聞きます
1980年9月25日アメリカツアーのためのリハーサルを早めに切り上げてジミーペイジ宅で飲んでいて泥酔し安全に寝かされたにも関わらず、吐瀉物を喉に詰まらせ亡くなってしまいます
実際の彼は繊細な人だったのかもしれません
ビッグネームになってしまって自由がなくなっていたと感じていたのかもしれません
ここからは私の解釈です
実は彼はZep加入時に熱烈にアプローチされますが乗り気でなかったそうです
ロバートプラントから40通ほど電報もらってもイエスとは言わなかったそうです
では彼は何が決め手で加入を決断したでしょうか?
マネージャーのピーターグラントから前金4000ポンドを渡され決断したようです
(今の日本円に換算すると1600万円から2000万円!デビュー前でこの額はすごいと思いました)
いかがですか?
彼はこのバンドでドラムを叩きたいという意志で決定しませんでした
お金で決定したんです
もちろんお金は大事です
ただ自分がやりたいという意思で少なくともこの時は決定していません
彼は加入時は、スリムでオシャレ好きです
バンドとしてドラマーとして、
最高の地位を手に入れます
アーティストとしては大成功ですよね
しかし加入後は、飛行機恐怖症と家族と離れた生活がストレスとなって彼を苦しめます
それ故にお酒に発散口を求めていったのかもしれません
そして彼は太って行きました
彼は亡くなる前は、非常に弱気な発言があったと記憶しています
「俺より上手い奴ばかりだ。」
そのような事を言っていたように思います。
あのボンゾがですよ?
確かにテクニック的には1980年になると、更にテクニカルなドラマーが出てきていたことは事実でしょう
それでも彼のドラムは唯一無二ですし、いまだに世界中に影響を与えています
話がそれましたが、
彼は晩年、自分の価値を他者と比較していました
揺るぎない価値を自分に設定していなかった
ように見えます
そして、本当はツアーに出たくなかったのでしょう
しかしあまりにもビッグネームになってしまってやめるにやめれない状態だったんだと推察します
あくまで私の解釈ですよ
彼は自身の価値、評価を他者に委ねて
やりたくないことをやっていた
自分自身を満たしていなかった
これ想像だけでもすごく辛いですよね
(臨場感持って感じすぎて、この記事書いててすごく具合悪くなってます)
そう世間的にはどれだけ大成功を収めていても
本人が満たされていないと、こういった非常に悲しい形になってしまう
ここが私の大切にしている価値観に対して刺激を与える部分なんだと気づきました
私は
自分の価値は自分で決める
自分のやりたいことを自覚して意識的に満たしてあげる
ことを大切にして、それを伝えていっています
あまりにも世間的な価値観に振り回されて
自分のことがわからなくなっている人が多いと感じてます
満たされる人が増えたら、もっともっといい世の中にできると確信してます
そんな活動の中で、大好きなボンゾにもドラム以外にも刺激を受ける人生だったんだと
彼を供養するためにも
自分の価値を自分で決めて
やりたいことを自覚して意識的に満たしていく
ことをしていきます
いいなと思ったらあなたも一緒にやって行きましょう
少しでも自分をケアできる人が増えていったら非常に非常に!嬉しいです
ボンゾに愛を込めて