5月13日(月)
久々の雨でどんよりしています。
天候は気分にすごく影響しますよね、どうも神門です。
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僕は、映画が好きだ。
ジャンルに縛りはない。シネコンなどの大きなスクリーンや、ミニシアター、自宅での動画配信でも楽しむ。
そんな僕には、足繁く通う映画館がある。札幌市中央区狸小路に位置するシアターキノだ。2024年で32周年を迎える。
キノに入って目に飛び込んでくるのは、壁に記された多くの文字だ。目を凝らすと映画関係者のサインや言葉だということがわかる。キノがたくさんの人から愛されてきたことが一目でよくわかる。
僕がキノで観た映画の中で深く印象に残っている作品の中に、「ケイコ 目を澄ませて」がある。過去にnoteでも紹介したことがある。スクリーンを独り占めした荒川に架かる橋の情景は、今でもハッキリと覚えている。
そんなキノに、三宅唱さんがやってきたのだ。行かないわけがない。
モノクロとカラー
今回僕が観たのは、2012年の作品「Playback」だ。
Playbackは、三宅さんが職業俳優さんと商業映画を撮ることになってから程ない作品で、113分全編モノクロで進行する。主人公は40歳の俳優ハジで、過去と現在が交錯する不思議な世界で自分自身と向き合う、という話だ。
僕は恥ずかしながら、三宅作品のうち「ケイコ」と「夜明けのすべて」しか観たことがない。どちらもフィルムによるあたたかな雰囲気がとても印象的で、僕はその世界観をとても好ましく感じていたので、モノクロだとわかった時はとても驚いた。ちなみに、僕は極力映画のあらすじや予告編は見ないようにしている。
そして、両作品とも出てくる人たちが「本当にどこかにいそう」なのだ。ケイコも、「夜明けのすべて」の藤沢さんや山添くんもどこかにいそう。いや、多分いるに違いない、というくらいのリアルさ。だから、Playbackを観るときもそんな感じだろうと構えていたので、途中まで全くファンタジー映画だと気付かなかった。
そんな感じで観ていると、「?」が多い状態で見続けてしまっていて、あまり集中できていなかった。なんでモノクロなんだ?とか、どういう伏線なんだ?とかそういうことを考えながら観てしまっていた。すごく後悔している。そんなこと考えなくてもいいのに。。。ああ、もう一回観たい。
こんな感じであっという間に113分が経過し、20分ほどのティーチインに時間は移った。観覧者からの質問に答えていくスタイルだ。色々な質問が飛び出たが、現地に来た人の特権ということでここでは割愛する。
ティーチインが終わり、サイン会が始まった。
至近距離で話せるチャンスだ。
よし、三宅さんは高校の16個上の先輩だからこれをとっかかりに、あの質問をしてみよう。
こんな感じで、高校の先輩から色々と教えて頂いた。
その後、このnoteを書いてる時にPlaybackのHPを見つけて色々眺めていたら、インタビューでモノクロに関する回答をしていたので転載。
三宅映画、やっぱり好きだなぁ。
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