野良デザイン#08|チャリ屋の旗立て
みなさんは普段、自転車に乗りますか?
野良デザイン#03でも取り上げましたが、街ではたくさんの自転車乗りとすれ違うことができます。
仕事帰りのお兄さんもいれば、部活動のカバンを背負って話に花を咲かせる学生たちなんかも良いですよね。保育所帰りか、すれ違い様にカゴに乗せられた子供と目が合うと、なんだか心がほぐれる気がします。お母さんの漕ぐ自転車から、どんな景色を見ているのでしょうか。
車や鉄道が発達した今も、街の足として、自転車が私たちの生活に欠かせないものであることを実感します。
自転車は購入後もメンテナンスや修理を通して大切に使われる点も、その魅力の一つではないかと思います。
自転車乗りの味方である街のチャリ屋。店先でパンクを修理をしたり、中古車を磨く店主の姿は、街の美しい風景です。
そんな街のチャリ屋の店先で、野良デザインな旗立てを見つけました。
はじめはハンガーを加工しているのかと思いましたが、自転車の部品だったであろう金属パーツが店先のフェンスに固定され、旗や看板が据え付けられています。
ハンガーであってもそれはそれとして面白いのですが。自転車屋の店先にある自転車パーツの活用という点が、そこにあるもので用を足すという、野良デザインとして筋の通った気持ちよさを感じます。
金属線でできたVの字のパーツが、同色の針金でフェンスに括り付けられており、同じくフェンスにつけられた小さな旗を支えながら、小さな看板がぶら下がる支柱になっています。
店のご主人が、店先に看板や旗を継ぎ足していった様を想像できます。
今後もどんな発展をしていくのか楽しみです。
では、また次の記事でお会いしましょう!👋