メカニックのための手と腕の疲労軽減ガイド
はじめに
メカニックの仕事は非常に身体を使う職業であり、特に手と腕には大きな負担がかかります。日々の厳しい作業が、長期間にわたって手の機能障害や疲労を引き起こすことがあります。しかし、適切なケアと予防策を取ることで、これらの問題を軽減し、長く健康なキャリアを維持することが可能です。このブログでは、メカニックが直面する手と腕の問題に焦点を当て、日常生活で実践できる簡単なストレッチとリラクゼーション方法を紹介します。
メカニックとしての手の負担
メカニックとしての日常業務は、利き手に莫大な負担をかけるものです。ドライバーやレンチの使用は、年間数百万回にも及ぶ動作を伴い、これが40年のキャリアを通じては1億回以上に達します。手を握る、ねじるといった繰り返しの動作は、手の筋肉や関節に大きなストレスを与え、疲労や損傷を引き起こし、手の機能障害に繋がる可能性があります。
腕はこちらのように多くの筋肉が関連して機能します。
繰り返すことで筋肉を損傷させています。
一人一人の姿勢の違いによって、道具を使っても筋肉の使い方が違います。
手の痛みが出る前に、背中や腰の痛みを訴える方も多いです。全ての症状は関連していますので、少し痛みや違和感が出てきたときに、環境からみなおすことが大切です。
対策としての一例ですが
・作業台を上げてみること
・滑りにくいグローブを使うこと。
・照明を明るくする
・作業場を作業しやすく整理する
些細な積み重ねで、カラダを酷使していきます。
痛みや違和感は、改善へのシグナルです。こんな症状当たり前と思って無視しないようにしましょう!
日常生活でできること
ストレッチとリラクゼーション
手の反対運動: 日々の作業で常に握る動作をしているため、手を反らせるストレッチを取り入れましょう。
手のひらを台の上にピッタリつけることで、簡単に伸ばすことができます。
この動きは、手の握る筋肉を伸ばし、緊張を和らげます。とってもかんたんですので、ぜひ!!
30秒×2回
1日3回(昼休み・夕方休憩中・夜)
※指先が、台より中に入っていることがポイントです。
腕と肩と背中のストレッチ:
背中から腕の筋肉は、つながっています。
背中のハリや、腕の疲れなどを一緒に伸ばすことができます。
壁に約3歩程度(80センチほど)離れて、両手を壁につけます。
この際に、股関節からお尻を後ろに突き出すように、曲げます。
膝は曲げて大丈夫です。あくまで背中をまっすぐに胸が開くようにしてください。
肘をまっすぐに伸ばして、背中と腕の伸びを感じましょう
このストレッチは、腕と背中、全体の筋肉を伸ばすのに効果的です。
※腰が痛めている方は注意してください
1日2回
20秒キープ×3回
姿勢の改善
適切な姿勢の維持: 作業をする際には、背骨をまっすぐに保ち、肩や腰に過度なストレスがかからないようにしましょう。不適切な姿勢は、手や腕への負担を増加させる原因になります。
股関節から曲げる動作が大切です。
背骨は、バイクに例えるとメインフレームになります。股関節、肩関節を使っていきましょう。
定期的な休憩:長時間同じ姿勢で作業をすることは避け、定期的に手や腕を休ませる時間を設けてください。
無理な姿勢での動作が多いので、背伸びも有効です!
大の字で背伸びをすることも、有効です。
少しタオルを入れると、ストレッチ感が強くなりますが腰に不安がなければ有効な方法です。
症状が改善されない場合は、専門の医療機関での診断と治療を受けることをお勧めします。
筋肉・骨格は、メンテナンスすれば長く使えます。少しの不調をそのままにしておくと、仕事ができる年数が大幅に減ってしまいます。
手の不調、腰の不調、そのままにせずに徹底したマネージメントを行うことが大切です。
少しの不調も知らず知らずに、生活の中でのQOL(クオリティーオブライフ)を大幅に下げています。
一人でも多くの方が、体調良く、健康な人生を歩めますように。
姿勢治療家(R)
仲野孝明
p.s 今回はいつもお世話になっているハーレーのメカニックの方が、中指の調子がわるい雑談から、ストレッチ方法を書いておこうと思いました。
記載には、話題のチャットGPTも使いますが、まだまだ使えてなく、混乱することもありますが、短時間に発信できるようにしていきたいと日々練習中です。
トップの絵は、生成AIに作ってもらいました。w