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JR全線完乗の旅/第8回伯備線他/2015年8月22日

■米子駅「特急スーパーおき」キハ187系

JR全線完乗の旅ですが、第8回にして初めて地元中国地方です。滅多にない家で連休の為、風呂掃除からありとあらゆる用事を嫁さんから言いつけられていますが、彼女が寝静まっている早朝に家を抜け出して来ました。

■米子駅/山陰本線キハ47系

伯備線は貨物列車が運転されており、伯耆大山駅にはEF641000番台が牽引のコンテナ貨物が停車中でした。

■伯備線(伯耆大山〜新見)115系

布原駅で東京からのサンライズ出雲と定刻で行き違い。

■新見駅/芸備線キハ120系

■伯備線(新見〜備中高梁)115系先頭車化改造車

■備中高梁駅/伯備線115系関西更新色

JR西日本管内では経費節減の為、塗装の地域別単色化を進めています。したがって洒落た塗装のこの車両もいずれまっ黄色になる運命です。

備中高梁駅近くから見た臥牛山(がぎゅうざん)標高487m。実はこの山の山頂に、目指す備中松山城があります。全国には天守閣が残っているお城が、我が松江城を含めて12城あり、備中松山城もその一つです。しかし平野や丘陵の上に建てられた他のお城と違い、現存する唯一の山城となります。

備中高梁駅から松山城登山口バス停まで路線バスで10分ですが、適当な時間に便が無かったので40分も歩きました。そこから写真の登城整理バスで山道を進む事たったの5分。終点のふいご峠駐車場から山頂までは、ひたすら山登りの30分(パンフレットには20分と書いていますが…)です。

木漏れ日の山道を汗をかきながら登ると…

石垣やお城が見えてきました。鎌倉時代に最初の城が建てられ、江戸時代に現在の天守が造営されました。手前は平成になり復元された本丸南御門。

山頂を流れる涼しい風と蝉しぐれの中、青空に映える白い天守です。

駅からの長い道のりを歩いたぶん、上から見た高梁の街並みは格別でした。

天守の後方には、こちらも江戸時代に造営された重要文化財の二重櫓があります。地形を利用した石垣から、山城が防御に優れた戦う城だと思い起こされます。

山すその城下町から、さっき下山したばかりの臥牛山を仰ぎ見ました。

城下町の中にもう一つの目的地、「男はつらいよ」第32作“口笛を吹く寅次郎”ロケ地の薬師院です。

備中高梁を舞台に、ひょんな事から和尚の弟子になった寅次郎、マドンナの和尚の娘が竹下景子、和尚の息子でカメラマン志望の中井貴一、その恋人の杉田かおるが織りなす人情味溢れるドタバタ劇。数ある名作の中で最も好きな作品です。

今から30年程前のバス旅行では、長い車中の退屈しのぎは映画のビデオでした。しかも老若男女に一番無難な寅さんがほとんど。前職で添乗員として走り回っていた時、何度も何度も見る事になりました。その結果、同僚と酒場でどの回が泣けたとか、あの回のマドンナが良かった等、夜遅くまで語り明かした次第です。

■伯備線(備中高梁〜倉敷)115系

倉敷駅構内でDE10牽引の貨物列車に遭遇。調べたら、水島臨海鉄道の東水島駅とJR貨物の岡山貨物ターミナル駅を結ぶ列車と推測されます。

■津山線(岡山〜津山)キハ47系

乗り鉄が信条の私は、初乗りの津山線の車窓も楽しみにしていました。しかし、快速列車の心地良いジョイント音と振動に、早朝からの旅と登山の疲れで爆睡。目が覚めたら津山駅という体たらくで、津山線の完乗は審議の対象になりそうです。

■因美線(東津山〜智頭)キハ120系

■因美線(智頭〜鳥取)智頭急行HOT3500系

智頭急行の大原駅始発で智頭から鳥取までJR線に乗り入れる列車でした。

夜遅く松江の自宅に戻りました。嫁さんは寝静まっているかと思いきや、家の用事はどうするのとプンプン怒ってました。

伯備線
(伯耆大山〜倉敷)
138.4Km
津山線
(岡山〜津山)
58.7Km
因美線
(東津山〜鳥取)
70.8Km
今回乗車 267.9Km
【通算】 1645.6Km

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