中村 隆

島根県松江市在住の長距離トラック運転手です。仕事柄、週末が全国各地で休みになるので、そこを起点にJR全線完乗の旅を始めました。中学の頃、宮脇俊三氏の「時刻表2万キロ」を読んで、国鉄全線完乗に挑みましたが断念。50歳を機に再挑戦です。元旅行会社勤務なので、沿線の観光地も訪問します。

中村 隆

島根県松江市在住の長距離トラック運転手です。仕事柄、週末が全国各地で休みになるので、そこを起点にJR全線完乗の旅を始めました。中学の頃、宮脇俊三氏の「時刻表2万キロ」を読んで、国鉄全線完乗に挑みましたが断念。50歳を機に再挑戦です。元旅行会社勤務なので、沿線の観光地も訪問します。

最近の記事

JR全線完乗の旅/第57回岩徳線/2023年11月5日

物流の2024年問題が迫り休みは増えたのですが、仕事の行先や休日が決まるのはいつも直前です。連休がわかりすぐに旅の宿を手配しましたが、世間は3連休で安いホテル探しに困窮。鉄道一人旅に1万も2万も出せません。やっと徳山の安宿が取れたので、未乗の岩徳線を目指すことにしました。 山陰本線の西出雲駅を過ぎると左手に、後藤総合車両所出雲支所が広がります。「やくも」や「サンライズ出雲」の車庫ですが、先月新製されたばかりの新型「やくも」273系を発見。来春に運用開始とのことで、381系の

    • JR全線完乗の旅/第56回播但線/2023年6月4日

      姫路お休み便。今回は播但線を選択。元兵庫県民ながら、沿線の竹田城跡や生野銀山を訪問する機会がなかったので、とても楽しみに旅立ちました。 大阪発で山陽本線から乗り入れる、播但線唯一の優等列車です。1975年の山陽新幹線博多開業で、実家の明石を通過する昼行特急は「はまかぜ」を残して全廃。小学生が日頃見ることができる唯一の憧れの特急列車でもありました。 国鉄型通勤電車の代表格103系は、2022年3月に奈良線から、そして今年の3月には和田岬線から撤退。残るは播但線・加古川線・筑

      • JR全線完乗の旅/第55回芸備線/2022年11月5日〜6日

        久しぶりの旅は、松江の自宅からマイカーで広島県三次市に向かい、JR三次駅からスタートです。 しかし、荷物が多くて朝仕事が終わらず、予定していた三次駅発の列車に乗れません。次の列車まで時間が空いたので、三次市の紅葉の名所「尾関山公園」を訪問しました。 訪れて知ったのですが、2018年春に廃止となった広島県三次市と島根県江津市を結ぶ「三江線」は、尾関山公園の下をトンネルでくぐり抜け、江の川を横切っていました。 三江線の廃線跡を見て、ローカル線の今後について考えさせられました

        • JR全線完乗の旅/第54回磐越東線/2020年3月22日

          昨日の小海線の旅を終えると、宿泊費を節約するため藤沢支店に戻りました。今日あらためて上野駅から常磐線を北上します。 水戸駅でJR東日本所属の交直両用電気機関車EF81に遭遇。かつて、寝台特急「北斗星」などを牽引していた車両で、側面の銀の流星(柱の影になっています)が目印です。 今回乗車する路線は磐越東線です。水戸駅で乗り換えて常磐線をさらに北上し、福島県いわき市を目指します。 常磐線に乗っていると「常磐ハワイアンセンター」を連想。現在は「スパリゾートハワイアン」と呼ばれ

          JR全線完乗の旅/第53回小海線/2020年3月21日

          藤沢お休み便。今回は信州の山々の景色を楽しむ旅です。幸い天気も晴れの予報で、登山客らしき人々と一緒に、八王子駅始発の松本駅行き普通列車に乗り込みました。 小淵沢駅で下車。今日の主役の奥に、新しいE353系の特急あずさが停車中です。 新駅舎となった小淵沢駅の屋上には、周囲の山々を一望できる展望デッキがあります。南側にはひときわ目立つ甲斐駒ヶ岳(2967m)。赤石山脈(南アルプス)の北端の山となります。 北側に目を転じると、今度は八ヶ岳の姿が。南北に峰が連なる八ヶ岳連峰の南

          JR全線完乗の旅/第53回小海線/2020年3月21日

          JR全線完乗の旅/第52回鹿児島本線他/2020年2月9日     

          2020年最初の旅は、幸先よく博多駅からスタート。従来あった鳥栖便がなくなり、九州地区の全線完乗が滞っていましたが、運行経路の見直しで福岡便として復活。待望の福岡お休み便が実現しました。朝早く荷卸しが終わったので、はるばる鹿児島を目指します。 派手な色使いの特急車両に、九州上陸を実感します。 817系の座席はクロスシート(新幹線と同じ線路に直交)でしたが、新たに増備されたこの車両はロングシート(大都市の通勤電車と同じ線路に平行)になっていました。車窓を楽しむ乗り鉄は、首が

          JR全線完乗の旅/第52回鹿児島本線他/2020年2月9日     

          JR全線完乗の旅/第51回越美北線/2019年11月10日

          ■敦賀駅/北陸本線EF510-500番台 大阪お休み便。朝荷卸しを終えると、福井駅を目指して北陸本線を北上。敦賀駅で元北斗星牽引の電気機関車に遭遇しました。現在はJR貨物に活躍の場を移し、日本海縦貫線を行く貨物列車の先頭に立ちます。 寝台特急「北斗星」のヘッドマークが輝かしいEF510-500番台。2015年3月廃止の少し前、上野駅にその勇姿を見に行きました。 ■福井駅「特急ダイナスター」683系 朝早くの福井駅に初めて見る特急が停車中。早朝と深夜に北陸新幹線の金沢と

          JR全線完乗の旅/第51回越美北線/2019年11月10日

          JR全線完乗の旅/第50回水郡線/2019年8月18日

          藤沢お休み便。朝荷卸しを終えると、青春18きっぷで東北本線の普通列車を乗り継いで郡山を目指しています。数年前同様に上越線の普通列車を乗り継いでいた時、同じように乗り継ぐ鉄道ファンの高校生と意気投合。 JR全線完乗を目指しながら、沿線の素敵な観光地も訪れていると旅の目的を彼に話すと、「水郡線に乗った時に行った袋田の滝がとても良かった。」と教えてくれました。 ■郡山駅/東北本線EH500 郡山で宿泊して水郡線の始発列車に乗車。構内でJR貨物のEH500を見かけました。子供の

          JR全線完乗の旅/第50回水郡線/2019年8月18日

          JR全線完乗の旅/第49回吉備線他/2019年8月11日

          ■総社駅/伯備線115系 岡山お休み便。岡山駅から山陽本線・伯備線経由で総社駅に来ました。これから吉備線の完乗を目指します。 JR西日本は駅名標のラインカラーが特徴。これから乗車する吉備線は、桃太郎伝説ゆかりの吉備路を走ります。そこで、桃色がラインカラーとなり、路線名も桃太郎線という愛称で統一されています。 ■吉備線(総社〜岡山)キハ47系 総社〜岡山間は山陽本線・伯備線経由よりも短いのですが、非電化で単線のため所要時間は若干長くなります。岡山市北西部のベッドタウンを

          JR全線完乗の旅/第49回吉備線他/2019年8月11日

          JR全線完乗の旅/第48回参宮線/2019年3月24日

          藤沢お休み便。今回は西に下って伊勢神宮を目指します。来月には天皇陛下が、退位の一連の儀式として伊勢神宮を参拝されます。昨年のお誕生日に発せられた「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています。」とのお言葉に触発されました。 特攻基地のあった知覧で育った両親から、生々しい戦争体験の話を聞きました。平和で家族や仕事に恵まれた「平成」に、感謝の気持ちを込めてお参りします。 ■津駅/紀勢本線キハ25系 三重県津市で宿泊して、半月ほど前に通過したばかり

          JR全線完乗の旅/第48回参宮線/2019年3月24日

          JR全線完乗の旅/第47回紀勢本線/2019年3月9日〜10日

          大阪お休み便。大阪支店で朝方荷卸しが終わると、寝ずに南海電鉄本線に乗車し和歌山市駅に来ました。これから完乗を目指すJR紀勢本線の起点駅ですが、南海和歌山市駅の隅っこを間借り。駅名標も南海仕様の物しか見当たりません。 ■紀勢本線(和歌山市〜和歌山)105系 車両も和歌山線と共通運用の105系が、この区間を行ったり来たり。なんとも支線のようですが、本線を名乗っています。 ■紀勢本線(和歌山〜御坊)225系 和歌山駅からは最新鋭の車両でいざ紀伊半島を南下。と行きたいところで

          JR全線完乗の旅/第47回紀勢本線/2019年3月9日〜10日

          JR全線完乗の旅/第46回埼京線他/2019年1月6日

          藤沢お休み便。2019年最初の旅は赤羽駅からスタート。昨年はGWの東北行き以降、7月に旅の計画を立てていましたが台風と重なり中止。その後も「西日本豪雨」による山陽本線の不通が物流を直撃。その結果仕事が多忙を極め、気がついたら年を越していました。 ■東北本線埼京線(赤羽〜大宮)E233系7000番台 埼京線は運転系統の通称で、正式には山手線の一部・赤羽線・東北本線の支線(別線)という成り立ち。既に東北本線・山手線・赤羽線は完乗しているので、今回は赤羽駅からの別線部分を乗車し

          JR全線完乗の旅/第46回埼京線他/2019年1月6日

          JR全線完乗の旅/第45回釜石線他/2018年5月6日

          昨日は盛岡から花巻に移動して宿泊。メジャーに移籍した大谷翔平の花巻東高校も気になりますが、釜石線を利用して初めて三陸海岸を目指します。 ■釜石線(花巻〜釜石)キハ100系 堂々とした4両編成に驚きました。この釜石線の前身となる岩手軽便鉄道は、花巻市出身の宮沢賢治による代表作「銀河鉄道の夜」のモデルになったと言われています。 兵庫県出身の民俗学者柳田国男の著書「遠野物語」で興味があり、観光地の候補でしたが今回はパス。エスペラント語に親しんだ宮沢賢治に因んで、各駅にはエスペ

          JR全線完乗の旅/第45回釜石線他/2018年5月6日

          JR全線完乗の旅/第44回東北本線他/2018年5月5日

          藤沢お休み便。JR全線完乗の旅も4度目のGWとなります。今回は東北本線を北上。何度も普通列車で通過しているので見慣れた電車ばかりと思っていたら…。 ■宇都宮駅/烏山線EV-E301系 宇都宮駅で妙な電車を発見。調べると、烏山線で2014年から運行を開始した一般型直流用蓄電池駆動電車とあります。得体の知れない名前の乗り物ですが…。 簡単に言えばパンタグラフからの電気で車載のリチウムイオン電池を充電。それでモーターを回すことで、非電化の烏山線を電車が走るというからくり。いず

          JR全線完乗の旅/第44回東北本線他/2018年5月5日

          JR全線完乗の旅/第43回舞鶴線他/2018年3月31日

          ■尼崎駅/JR東西線321系 大阪お休み便。今回は北近畿地方を目指します。大阪支店の最寄り駅JR東西線海老江駅から綾部駅まで、運賃は福知山線経由が安かったのですが、時間は以外にも京都から山陰本線経由の方が若干早くなっていました。 ■尼崎駅/東海道本線223系 京都駅の駅名標にハングル文字を発見。国際観光都市としての面目躍如ですね。 ■京都駅/山陰本線221系 ■園部駅/山陰本線223系5500番台 ■綾部駅「特急まいづる」287系 これから乗車する舞鶴線を東舞鶴

          JR全線完乗の旅/第43回舞鶴線他/2018年3月31日

          JR全線完乗の旅/第42回山陰本線/2018年3月25日

          ■新山口駅/山陽本線115系3000番台 新山口駅近くのホテルで1泊して、旅の2日目は山陽本線を下って下関を目指します。 ■下関駅/山陽本線415系 下関駅はJR西日本管内ですが、関門トンネルを超えてJR九州の車両が幅を利かせています。ただ門司駅から先は交流電化なので、交直両用の415系しかやって来ません。 ■山陰本線(幡生〜小串)キハ47系 山陰本線の列車は全て下関駅が始発ですが、1駅本州側の幡生駅が山陽本線と山陰本線の分岐駅。鉄道ファンにとっては幡生操車場の方が

          JR全線完乗の旅/第42回山陰本線/2018年3月25日