JR全線完乗の旅/第43回舞鶴線他/2018年3月31日
■尼崎駅/JR東西線321系
大阪お休み便。今回は北近畿地方を目指します。大阪支店の最寄り駅JR東西線海老江駅から綾部駅まで、運賃は福知山線経由が安かったのですが、時間は以外にも京都から山陰本線経由の方が若干早くなっていました。
■尼崎駅/東海道本線223系
京都駅の駅名標にハングル文字を発見。国際観光都市としての面目躍如ですね。
■京都駅/山陰本線221系
■園部駅/山陰本線223系5500番台
■綾部駅「特急まいづる」287系
これから乗車する舞鶴線を東舞鶴駅から走破してきた「特急まいづる」が、貫通扉を開けて山陰本線を福知山方面から上ってくる「特急きのさき」を待ちます。
■綾部駅「特急きのさき・まいづる」287系
鉄道ファンにとって分割併合を見るのは、最も至福の時間です。
■舞鶴線(綾部〜東舞鶴)223系5500番台
福知山電車区所属で山陰本線・福知山線・舞鶴線と共通運用されています。基本が2両編成ですが、貫通扉付きで他編成との併結が可能です。
■小浜線(東舞鶴〜小浜)125系
舞鶴線は全て列車が125系の運用。加古川線を完乗した時に乗車して以来の再開です。
今回の旅の観光地は時間の関係で1箇所のみ。京都府舞鶴市と県境を越えた福井県小浜市で迷いました。舞鶴引揚記念館にも行きたかったのですが、前回の山陰本線の旅で見た日本海をじっくり鑑賞したいとの思いが優先。「蘇洞門(そとも)めぐり遊覧船」に初めて乗船しました。
【図は蘇洞門めぐり遊覧船HPより】
小浜湾の東側に位置する海蝕洞で、花崗岩が日本海の波で削られてできました。湾の外側になるので外面と呼ばれていたと思われますが、江戸時代から蘇洞門というあて字が見られます。
レストランやお土産物屋からなる複合施設「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」内の乗船場より、遊覧船は約1時間のクルーズに出港します。
ポツポツと咲く山桜が美しい山肌と「三ツ岩」。
南蛮人を乗せた唐船を繋いだと伝えられる「唐船島」と、岩に網目のような亀裂の入る「あみかけ岩」。
蘇洞門めぐりのクライマックスになる海蝕洞の「大門・小門」。
遊覧船の後は小浜湾が一望できる「小浜公園」を訪問。桜の名所で満開のソメイヨシノを楽しむことができました。
小浜市を中心とする若狭国と都を結ぶ若狭街道は、魚介類を京都へ運搬する物流ルートでした。近年は「鯖街道」呼ばれ地域振興の一役を買っており、「鯖街道資料館」を訪問して往時の様子を知りました。
【画像は福井県観光連盟公式HPより】
資料館のある小浜市いづみ商店街には、鯖街道の起点プレートも埋め込まれています。この地で塩でしめられたサバは、行商人達により徒歩で京都まで運ばれました。丸1日を要して京都に着く頃には良い塩加減になり、庶民に重宝されたそうです。
小浜市内の最後は小浜湾を望むマーメイドテラスを訪問。夕日スポットとして知られ、人魚伝説に因んだ人魚像をシルエットにパチリ。
人魚の肉を食べた八百比丘尼(やおびくに)がいつまでも美しいままに八百年生きたという伝説で、近くにはゆかりの空印寺もあります。
■小浜線(小浜〜敦賀)125系
敦賀駅では恐竜王国福井ということからか、恐竜も電車をまっていました。
■敦賀駅/北陸本線521系
すっかり北陸路の顔となった521系を見送り、大阪への帰路につきました。