X design 学校 第1回ブートキャンプ 振り返り

You must unlearn what you have learned.

一発でスンナリ入ってくる講義ではなかった。録画を見直して、ノートも見直して、結論。自分にまず必要なのは、「Unlearn」なのだろう、ということ。

UXデザインの“スキルパッケージ”を手に入れたいという心構えが、なかなか抜けない。ともすれば今でもその向きに傾きつつある。要は資格試験対策感覚だ。

ペルソナとか、体験マップとか、いままでネット上などに散在しているUXのテクニックの断片をつまみ食いしてUXの真似事をしていた自覚はある。これを焼き直してちゃんとした刃にしたいと思ってX design学校に飛び込んだら、全く想定外の、もっと俯瞰的な、あるいは更にその先な話になって、戸惑っている。その戸惑いはつまり、自分の知識範囲で理解しようとしてもできない内容だったということ。マッサラな気持ちで新たな知識を取り込む心構えを、自らに銘記すべし。

世の中に正解はない

こんなありがちなフレーズも、資格試験対策感覚が抜けない自分を見つめ直したとき、自分はまだそういう時代に向き合っていないということに気付かされた。「正解」や「公式」を入手しようという発想にとらわれていたら何も学びはない、Xdesign学校はそういう場なのだろう。先行き不透明な社会に「問い」を立てるスタンスに早く慣れる必要がある。

DX=専門領域の民主化

専門家や職人が担っていた仕事をユーザー自身が実施できる。これはこれまでのアナログ→デジタルのプロセスの中でも散々見せられてきた。以前ならグラフィックデザイナーの職人芸だった部分をADOBEのツール群がaiを積極的に導入し劇的に自動化を推し進めている様子を眺めると、危機感はますます募る。だからその上流にあるだろうUXを亡命先に、と思ったのだった。

感動にはいくらでもカネを払う

アート思考に関するコメントで一番印象深かったもの。クライアントワークでヒトサマのウェブサイトや紙媒体、SNSの中の人をやっている自分がどうしても引っかかるのは、自分の仕事範囲の限界。人を感動させられるのかどうかはクライアントの根源的な思想のほうで、それが含まれてなければその端末となるプロダクトに、さらに広告・広報に、感動を与えようがないということを常々感じる。


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