「安定を手放す」という考えは手放したほうがいいという話
教師や公務員から転職や起業するときに必ず出てくる言葉
「安定を手放す」
でも、もしあなたが「安定を手放してまで」転職したり、起業を考えたりしているのなら、ちょっと危険かもしれません。
副業ができない教員や公務員がゼロから安心して起業を叶えるためのコンサルタントをしている taka と申します。
この記事では「安定を手放す」という言葉について考えていきます。
本当に「安定している」と考えているなら手放さないほうがよくない?
実際、僕も教員から起業しましたが、「公務員は安定している」と言われていました。
で、何が安定しているかを考えてみると、
悪いことをしなければ、いきなりリストラされることはない
給与はよくも悪くも変動が少ない
今のところボーナスももらえる
福利厚生などで守られている
運が良ければ土日は休める(なかなかそうはなりませんが)
といったところでしょうか。
ただ、一般論として言われていますが、当事者はどうでしょうか?
僕の場合は、それが当たり前だったので、「安定している職業だな」と実感したことはほとんどありません。
もし、心の底から「安定している」と思っているならば、誰も起業や転職をしませんよね。
人によって「安定」の定義は異なる
では、教員や公務員から起業や転職する人は何を求めて行動に移すのでしょうか?
おそらく大部分の人が「心の安定」を最優先しているのでしょう。
「心の安定」には、働き方、自分の時間、家族との時間、やりがいなどが含まれると思います。
給与面や待遇面に「安定」の定義を持っている人であれば、安定している仕事をわざわざ変える意味はありません。
そう考えると、起業や転職して新たな道へと踏み出す人の中では、教師や公務員が「安定している」という感覚をおそらくないはずです。
むしろ安定していないから、安定を求めて別の道へと踏み出していくといったほうがふさわしいかもしれませんね。
「安定」か「変化・挑戦」かで迷っているならば・・・
もし、教員・公務員からの起業や転職で迷っているならば、なぜ迷っているのかを考えてみてください。
それが
「教員・公務員を続けて安定を取るか」
「リスクはあるが、辞めて新しいことに挑戦するか」
という発想で迷いが生じているのなら、
僕は迷わず「安定をとるべき」と考えています。
教員・公務員を続けることを「安定」と位置付けられているなら、辞める必要はなくなります。
そこは自分によく問い直したほうがいいと思います。
世間一般の表現として何となく「安定している職業」と捉えていたのか、本心でそう考えているのかで変わるはずです。
本心であれば、そもそも辞めたいという発想にはならないかもしれませんが。
また、「リスクはあるが」という考えもちょっと危険です。
本当に辞めて新しいことに挑戦することが「リスク」があると考えている人に取っては大きなリスクになり得ます。
リスクと捉えていない、あるいはリスクをヘッジできる手があると考えている人に迷いは起こりません(根拠なく勢いだけでよいということではありませんからね)。
「安定」と「リスク」について、どう捉えているかでその先は見える
教員・公務員から起業したいという人も増えてきました。
転職も同様だと思いますが、年齢という壁は大きいのが現実です。30代後半、40代、50代になるとさすがに転職先は限られてくるようです。
今は起業して自分でビジネスをする人が年代問わず、当たり前の世の中です。
そして、それは教師や公務員も例外ではありません。
その気があれば、誰でも何歳でも起業できる良い世の中になりました。
しかし、その一方で全くうまくいかず早々にビジネスを断念する人も相当数いらっしゃいます。
迷いなく突き進める人はどんな世界でもうまくいくでしょうし、うまくいかないことがあっても修正して、また進めるでしょう。
あなたがそんなタイプであれば、ぜひ自分の求める人生へと一歩踏み出してほしいと思います。
もし、そうではなくて、起業や転職をしたいけど迷っているという人は、
「安定」と「リスク」
に対して自分がどう捉えるのかを考えてみてください。
僕は起業のコンサルタントをしていますから、クライアントさんはみな起業に向けて一歩踏み出した人たちです。
みなさん「安定」と「リスク」に対する考え方は共通しています。
「何に安定を求めるのか?」
「リスクとは何か?どう備えるのか?」
こうしたことを考えてみると、それによって起業や転職してうまくいくかどうかは自然と見えてくるはずです。
起業や転職もOK、また現状維持もOK
僕自身、教員から起業して、新たな人生を手に入れることができました。
また、起業コンサルタントの立場でいろいろな方々と起業に向け取り組んでいくのは楽しいですし、自分の人生を自分でデザインできるわけですから、素晴らしいものだと思います。
ですが、必ずしもすべての人に「安定を手放す」ことが適しているとは感じていません。
それぞれの感じ方、それぞれの価値観がありますから、人によっては現状維持することもあっていいと思います。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
もし、あなたが起業に向けて一歩踏み出そうとしていらっしゃるなら、
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それではまた。