《週刊セットプレー 2023》vol.12
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◆狙いすましたファーへのFK(徳島)
レノファ山口vs徳島ヴォルティスでのゴールを取り上げます。
徳島の2点目は柿谷選手のFKから生まれました。
ペナルティエリア横からのフリーキック。
直接狙ったり、中の選手に合わせたりと多くの攻撃が考えられるシチュエーションです。
⑥→⑤→⑥のパス交換で角度を作り、壁を無効化すると同時にゴールに対して角度を作っています。
また、パスでの再開によって守備側はラインを上げています。
GKも前へポジション移動をしているため、ファー上へのコースができます。
このコースはわずかですがそこを狙いすます素晴らしいFKでした。
また、⑦はボールへのプレッシャーが少しでも遅くなるように➍の前にポジションを取ろうとしています。
◆DFラインのズレをつく(富山)
カターレ富山vs福島ユナイテッドでのゴールを取り上げます。
富山の先制点は末木選手のFKから柳下選手のヘディングでゴールが決まりました。
後方からのFKで多くの選手が上がり、ゴールを狙っているシーンです。
守備側のラインは高めのため、GKと最終ラインの間は大きく空いている一方でオフサイドになってしまうリスクが高い状況です。
ファーサイドの守備をしている選手的にはオフサイドであろう相手選手がオフサイドではなく、ズレが生じているスペースからゴールが生まれています。
さらに、ゴールまで距離がある位置でのヘディングでGKの上を狙うという柳下選手の素晴らしいシュートも見ることができました。
◆3人ショートコーナー(長野)
AC長野パルセイロvs松本山雅でのゴールを取り上げます。
長野の先制点は3人が関わってのショートコーナーから生まれました。
3人が関わってのショートコーナーは先週の記事で3パターンを取り上げました。
今回はそれらとは違う形だったため再び取り上げます。
松本は完全にゾーンでの守備をしています。
PA内の配置は完全に決められたものになっているように見えます。
ボール近く(オレンジ丸内)では3対1の数的優位の状態からスタートしています。
⑤→④のパスによって、⓫を寄せることができると同時に➋もプレスに出させて中央の人数を減らすことができています。
④はフリーの③へダイレクトでパスを出し、③は余裕をもってクロスを上げることができて、ゴールに繋がっています。
◆スクリーンについて
比較的大きく取り上げられた鹿島アントラーズvs名古屋グランパスでのシーンを取り上げます。
この《週刊セットプレー》では、何度かスクリーンを使った素晴らしい攻撃取り上げてきています。
VARがないJ2・J3ではなかなかファールが取られずにさすがにやりすぎだろうと思うスクリーンプレーもある中で、今回は厳しい判定だと思います。
しかし、動画を何度も見る中で、反則を取られても仕方ないという考えになりました。
ボールにプレーしようとしているorほぼ動いていないという条件がないと反則になってしまう確率が高いと思います。
◆過去記事
◆取り上げた試合のハイライト映像
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