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日本の失点シーンを振り返る【vsベトナム/アジア最終予選】

ベトナムの先制点を日本守備目線で振り返ります。

◇試合データ

AFCアジア予選
グループB第10節
2022年3月29日(火)
19:35kick off
@埼玉スタジアム
日本 vs ベトナム
1-1
得点者:
20’ グエン・タイン・ビン(ベトナム)
54’ 吉田麻也(日本)

◇ゴール動画

公式動画が上がり次第、貼り付けます。

◇選手立ち位置図

黒丸=ベトナム、青白丸=日本

◇日本の守備体系

・2人がニアのゾーンの守備
(⑮=旗手、⑨=上田)

・5人がゴール前でマンマークの守備
(⑦=柴崎、③=谷口、⑯=山根、㉒=吉田、⑳=中山)

・2人がPA外の相手選手への牽制
(⑧=原口、㉑=三笘)

・1人が前線に残る
(⑪=久保)

◇立ち位置の問題点

⑴ 空いてしまっているファーのスペース

自然と選手が斜めの立ち位置になっていて、ゴールエリア内のファーサイドがポッカリと空いてしまっています。

このスペースにインスイングで蹴られた場合、GKは出にくく、DFは戻りながらの対応になるため、かなり分が悪いです。

⑵ マンマークのはずが、マークとの距離が生まれている

⑳→⓫、㉒→➒のマークに見えます。
そうなると、⑯→➓のはずですが、かなりの距離が出来ています。

さらに、⑯は自ゴール向きに動きだしているため、かなりの距離が生まれてしまっています。

⑶ ゴール前で守っている選手が少なすぎる

最前線に⑪が残っていますが、私は必要ないと思います。

メッシのような、”競り合いが強みではない”かつ”カウンターのボールが入った場合、1人で攻撃を完結できる”選手は前線に残っていて脅威となりますが、ほとんどのケースは11人で守備をする必要があると思います。

また、PA外の選手への牽制として⑧・㉑がいますが、ここに2人は必要ないと思います。

合計3人がほぼエリア外にポジションを取っているため、ゴール前がかなり手薄になってしまっています。

◇改善案

結果的に、上記⑴のスペースにボールを蹴られ、ファーサイドで3対2の状況が出来てしまい、失点をしています。

・改善案A

⑪をPA付近まで戻す。
㉑はPA外を気にしつつ、ゴール前にも戻れる位置まで戻す。
⑧をゴール前でのマンマーク担当にして、㉒はマークに付かず来たボールに行けるようにする。

・改善案B

⑪をニアポスト付近に戻す。
㉑がPA外の2人を牽制し、⑧はゴール前でマークに付く。
⑮がマークに付き、㉒と③はマークに付かない。
ゴールエリア付近で⑨-③-㉒のラインを作り、来るボールに対して反応できるようにする。

◇まとめ

結果的にベトナムが放ったシュートはこのヘディングシュートのみ。

それでもスコアは1-1でドローです。

どのような”決めごと”があったのかは分かりませんが、PA内に攻撃側は5人しかいないのに失点してしまったのがとても残念に思いました。





2022年3月29日投稿。
加筆、修正などをする可能性は大いにあります。

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