![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75308823/rectangle_large_type_2_59d0aef9b89d92319d96a5bd7c91f426.png?width=1200)
日本の失点シーンを振り返る【vsベトナム/アジア最終予選】
ベトナムの先制点を日本守備目線で振り返ります。
◇試合データ
AFCアジア予選
グループB第10節
2022年3月29日(火)
19:35kick off
@埼玉スタジアム
日本 vs ベトナム
1-1
得点者:
20’ グエン・タイン・ビン(ベトナム)
54’ 吉田麻也(日本)
◇ゴール動画
公式動画が上がり次第、貼り付けます。
◇選手立ち位置図
![](https://assets.st-note.com/img/1648553314279-nznB0P9MLb.png?width=1200)
◇日本の守備体系
・2人がニアのゾーンの守備
(⑮=旗手、⑨=上田)
・5人がゴール前でマンマークの守備
(⑦=柴崎、③=谷口、⑯=山根、㉒=吉田、⑳=中山)
・2人がPA外の相手選手への牽制
(⑧=原口、㉑=三笘)
・1人が前線に残る
(⑪=久保)
◇立ち位置の問題点
⑴ 空いてしまっているファーのスペース
自然と選手が斜めの立ち位置になっていて、ゴールエリア内のファーサイドがポッカリと空いてしまっています。
このスペースにインスイングで蹴られた場合、GKは出にくく、DFは戻りながらの対応になるため、かなり分が悪いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1648555903936-mJb04xshEn.png?width=1200)
⑵ マンマークのはずが、マークとの距離が生まれている
⑳→⓫、㉒→➒のマークに見えます。
そうなると、⑯→➓のはずですが、かなりの距離が出来ています。
さらに、⑯は自ゴール向きに動きだしているため、かなりの距離が生まれてしまっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1648554956966-TwAB8Zpdm0.png?width=1200)
⑶ ゴール前で守っている選手が少なすぎる
最前線に⑪が残っていますが、私は必要ないと思います。
メッシのような、”競り合いが強みではない”かつ”カウンターのボールが入った場合、1人で攻撃を完結できる”選手は前線に残っていて脅威となりますが、ほとんどのケースは11人で守備をする必要があると思います。
また、PA外の選手への牽制として⑧・㉑がいますが、ここに2人は必要ないと思います。
合計3人がほぼエリア外にポジションを取っているため、ゴール前がかなり手薄になってしまっています。
◇改善案
結果的に、上記⑴のスペースにボールを蹴られ、ファーサイドで3対2の状況が出来てしまい、失点をしています。
・改善案A
![](https://assets.st-note.com/img/1648556637052-uiVxPJVmzH.png?width=1200)
⑪をPA付近まで戻す。
㉑はPA外を気にしつつ、ゴール前にも戻れる位置まで戻す。
⑧をゴール前でのマンマーク担当にして、㉒はマークに付かず来たボールに行けるようにする。
・改善案B
![](https://assets.st-note.com/img/1648557204870-YSNj1UUxDL.png?width=1200)
⑪をニアポスト付近に戻す。
㉑がPA外の2人を牽制し、⑧はゴール前でマークに付く。
⑮がマークに付き、㉒と③はマークに付かない。
ゴールエリア付近で⑨-③-㉒のラインを作り、来るボールに対して反応できるようにする。
◇まとめ
結果的にベトナムが放ったシュートはこのヘディングシュートのみ。
それでもスコアは1-1でドローです。
どのような”決めごと”があったのかは分かりませんが、PA内に攻撃側は5人しかいないのに失点してしまったのがとても残念に思いました。
2022年3月29日投稿。
加筆、修正などをする可能性は大いにあります。