読書18 『地球星人』

　村田沙耶香著

　毎年夏になると、長野の山奥の祖父母の家に親戚が集まる。父は六人きょうだいで、いとこも十人以上いる。

　小学校五年生になった奈月は、同い年のいとこの由宇にだけ秘密を打ち明けた。由宇も奈月にだけ秘密を打ち明けた。そして、二人は約束をする。
①奈月が魔法少女だということは誰にも言わない。
②由宇が宇宙人だということは誰にも言わない。
③夏休みが終わっても他の子を好きになったりしない。お盆には必ず長野にきて会う。

　奈月は奈月の家族と過ごすことが、由宇は由宇の家族と過ごすことが、それぞれが苦しいものだった。
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　前半は田舎で親戚が集まった様子。それから、奈月が家に帰った様子。奈月の置かれた環境が、あまりにもつらくていたたまれません。理不尽過ぎて腹が立ちました。
　そして、翌年の夏、再会した二人は思いもよらない行動に・・・。

　二十三年後に話は進みます。衝撃的なラストでした😰今までこういう内容の本は、読んだことなかったかもです😔

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