ゆる募~陸上養殖勉強会やるよー
私はサーモンのあの独特のニオイや脂のねとっとした感じが苦手です。
だから、お寿司でサーモンを食べることはほぼありません。
そんな私ですが、先日富士山の裾野・山梨県にある、サーモンの陸上養殖場の視察に行ってきましたw
実は7~8年ほど前、パッカード財団からのご招待で、
アメリカのモントレーベイ水族館でのサスティナブルシードへのプログラムを受けてきました。
今でこそ、持続可能な魚問題は日本でも知られるようになりましたが、
当時、世界で最もたんぱく源を魚から摂取している日本なのに、サスティナブルなシーフードについての意識が低すぎると学びの機会を得たのでした。
いつかこの時の気づきや学びを活かして、
社会の役に立たねば…と思っていたことが1つ。
また私は、海のある北海道・浦幌町に生まれ、
当時酒屋だった我が家には、毎日、漁師さんが鮭、カニ、シシャモをもってきてはお酒と交換していく…環境で育ったのです。
子供の頃、オヤツ代わりに食べていたカニはいつのまにか超高級品!
シシャモも高級魚となり、
あんなに親しんだ鮭は、この数年収穫量は極端に減り、昨年秋には赤潮の大被害を受けました。
温暖化、海洋汚染、資源枯渇…様々な問題が複雑に絡み合い、
私たちはいったい今後どうしたらいいのか?と思っていたある日
「陸上養殖のテストベッドを見に来ませんか?」というお誘いをいただきました。
山梨にある小さな陸上養殖場では、元気に泳ぐサーモンが。
水温や酸素がしっかり管理され、餌も含め健康に育てられているサーモンは、薬や抗生物質投与がないんですって!!!
水が常に入れ替わり、フンなども放置されず、きれいになった水はリサイクルされてまた水槽へ。最後は環境負荷をかけることなく排出されていきます。
あぁ、なんて良い環境で育っているんだろうと思いました。
その育ち方は「味」にも表れていて、サーモン嫌いの私、恐る恐る口にしたら、脂がさらっとしていて、ふんわりした身ですごくおいしい!!!!
当たり前ですが、養殖だからこそ、
飼育環境・餌・水で大きく味は左右されると実感しました。
また同時に安全性も考え方一つで変わってしまう!
魚嫌いの友人の子供6歳に食べさせたら、
「これサーモン?私、魚は苦いから嫌いなんだけど、これは甘い!」と完食。子供ってスゴイ敏感ですね、薬を一切使っていないので苦くないのかもしれません。
改めて陸上養殖の可能性を感じました。
是非とも近いうちに、学びの機会を再度…と思っております。
今、海で起こっている問題も含め、リアルタイムで変わる状況をちゃんと把握しながら陸上養殖の可能性について学べる機会をどこかで作りたいと思っています。
もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、
是非コメント残してください~。