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インドでは「政府が」スタートアップ向けコンバーティブル・ノートの転換期限を最長5年から10年まで延ばしたらしい……ってどういうこと?
日本でも、スタートアップの資金調達として浸透してきた、コンバーティブル・エクイティ/ノート(ボンド)。 むしろ、日本におけるシード期のスタートアップの資金調達手法としては、一般名称的な「コンバーティブル・エクイティ」(株式=エクイティに転換できる証券)よりも、Coral Capitalさんがひな形を提示している、日本法の下で新株予約権の方式により設計された「J-KISS」という名称の方が浸透しているかもしれません。 (経済産業省はコンバーティブル・エクイティ/ノート(ボン
「ストック・オプションを発行しているけれど、M&Aで買収されるときどうしよう」―(2)時価発行型有償ストック・オプション/信託型ストック・オプション
(1)税制適格ストック・オプションとM&Aについてはこちら。 2.(時価発行型)有償ストック・オプションSOの発行時に、その時価(オプション・バリュー)を払い込む、いわゆる時価発行型有償ストック・オプションは、その成り立ちからして、税制適格のデメリット・限界を乗り越えようという側面も持っているものです。そのため、M&Aの場合には比較的シンプル・有利な課税上の取り扱いを受けられるのが通常と思われます。 (1)ストック・オプションの行使時(株式の取得時) すなわち、まずSO