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裁判傍聴について

最近裁判所で中高生くらいの子たちをちらほら見かけます。

夏休みなので,裁判を傍聴に来てるのかと思います。今ってそんな課題があったりするのかな?私は,中高生の時は裁判所に行ったことがなく,大学のゼミで裁判を傍聴したのが初めてだったと記憶してますが。

そんな中高生たちがどんな裁判を傍聴しているのか知りませんが,民事裁判より刑事裁判を傍聴することをおすすめします。

というのも,民事裁判は傍聴したとしてもどんな事件なのか把握することが非常に困難だからです。

民事裁判が公開の法廷で行われるのは,第1回期日や尋問期日,判決期日くらいであり,他は弁論準備手続といって小さい会議室みたいなところで行われます(当然全てじゃないですよ)。また,主張反論は書面(訴状,答弁書,準備書面等々)にて行われており,具体的にどんな事件なのかわからないと思います。

対して刑事裁判は,1回の裁判で全ての審理が終了するということがあります。

検察官が起訴状(被告人のどんな行為が罪にあたるのか,何罪が成立するのかが書いている書面)を読み上げてくれてどんな事件かわかるし,証人尋問や被告人質問など検察官・弁護人が色々発言するので,見ていて裁判っぽさがあるんじゃないかなと。

もちろん,訳わからんってことがわかりたければ民事裁判も傍聴してみてください!

おわり


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