お金が全てではないと思いつつ、年収で負けたくない現実
周りの仲の良い友だちが続々と外コンの内定を取り始めている。優秀な友達たちが行きたい企業に認められて内定を取れていることは、本当に嬉しい。
そのうち一人が、某外コンの労働条件を見してくれた。
分かってはいたが、給料が高い。圧倒的に。ベンチャーで働いていた時の自分の倍近い額だ。1年目でそれなので、数年で1000万を余裕で超えてくるのだろう。
劣等感と負けたくないという強い感情が湧いてきた。
ハッとした。自分で思っているよりもはるかに、年収での評価軸を意識していることに。
もちろん、年収が全てではない。頭では分かっているが、やっぱり負けたくない感情が出てくる。
それが仲良い人であればあるほど、きっと私は負けたくないという思いが強くなる。
その人には、「見してくれてありがとう。負けてられないわ、俺も頑張る。」と伝えた。
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4月からは、9月までの1年半働いていたベンチャー企業に入社する予定だ。
ただ、最近どこかその選択にちょっと違和感を抱いている自分がいた。
それが何かというと、自分の選択と価値観の矛盾。
給料を売りにしているわけではない企業と、給料を求めている自分の矛盾。
働く予定のベンチャーの給料が低いわけではない。一般的な?額をいただける予定なので、今までは特に不満を抱いてはいなかった。だが、自分が求めているのは、そのレベルではないことに気づいた。
もちろん働く予定の企業はそれ以外に良い点がたくさんある。まだこんな自分を拾ってくれた恩も返せていない。だからこそ、4月からは戻って、何かしら結果を出してたいと思っていた。
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1つ後悔がある。10月、11月と卒論が忙しくなる前に就活をするべきだった。仕事を休むタイミングで、社員の方々にも他の企業も見たほうが良いよと言っていただいていた。
ただ働いていたベンチャーに戻るとどこか決めていた自分は、他の企業を見ないままここまで来てしまった。今思うと、それもコンフォートゾーンを抜け出したくなかっただけなのかもしれない。それくらい居心地が良い会社だった。
どちらにしろ、今更時間は戻らないからしょうがない。
そして給料で他人と比較してしまう性格もとりあえずは治らないだろう。上を見たらきりがないから、いつかは他人と比べて抱く劣等感を無くせるようにしたいが、一定稼げるようにならないとおそらく無理だ。
それにこの劣等感も負けん気も上手くエネルギーに変換して、行動に移せればきっと力になる。そんな気がする。
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こういうお金の話をするとお金が全てじゃない、お金より大切なものがあると思う人もいるだろう。
それは何となくわかる。何となくと言ったのは、それを言うほど稼いだことがないからだ。
お金が全てではないと言うにはまず稼いでみないとその言葉は言えないと思っている。
稼いだ後の世界を体験しないことには、それはあくまで他人からの言葉とそれによる想像にしか過ぎない。
だからこそ私はお金にこだわりたい。
今後どうしていくかはまだ自分でも分からない。
ただ、自分の中での矛盾に気づいたからには、何かしら行動を起こすと決めた。
そして2020年は、最終的に自分で選んだ選択を正解にするために過ごしていければと思う。
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