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中東から見た英語の無限の可能性

どうもTakaです。

先日まで中東に出張に行っており、今回は、出張の時に感じた世界と日本の英語力についてシェアしたいと思う。

ドバイのホテルから

中東の様子は近日中にYoutubeで公開するので興味があれば見て欲しい。でも仕事漬けだったから、観光っぽいことはしなかったんだけどね。

車窓から世界一のブルジュハリファ

出張で感じた世界との差

今回、UAEのドバイとサウジアラビアのリヤドに行ってきた。この機会を与えてくれた会社には本当に感謝している。

海外市場の担当になってから約1年、4月にはベトナム出張もさせてくれて、今回の中東の出張も許可してもらい、日本から離れた現場で仕事をすることが出来たのは、とても貴重な経験である。

ハノイ出張でのトレインカフェ

海外駐在(ぶっちゃけ国はどこでも良い)の夢を勝ち取るためにも、まだまだ仕事だけでなく英語力も向上させたい。

5年前から本格的に英語の勉強を始めたが、今でもやって良かったと思っている。今では色々な国と英語で会議をしており、何言っているか分からない事もあるけど、聞き直して認識のズレを無くしている。

最初は、「俺って出来るじゃん」なんて思ったけど、でも、日本を1歩出てみると、英語が喋れるのは当たり前なんだよな、と思う。みんな普通に第二言語の英語を自身を持ってしゃべっている。

どの国の人も、ビジネスチャンスを見つけるために英語を身につけて可能性を探しているんだよね。自身のキャリアアップも含めて。

ドバイには多少日本から出張で来ている人もいたが、サウジアラビアは皆無だった。一方でドバイとリヤドの往復のエミレーツ航空の機内は多国籍の人で溢れていた。

サウジアラビアは、過度な石油依存を脱却するために、Vision2030を打ち出して改革中である。大型のプロジェクトが開発中のため、巨大な国土を利用して至る所で工事が行われていた。2034年にはワールドカップもあり、今後サウジの10年は大きな変化を遂げるに違いない。

建設中のプロジェクトの現場にて

現地の方々と話をしても、政府主導で行われている巨大なプロジェクトに参画するために、あらゆる国からビジネスチャンスを見つけに来ている。

パリッとしたオシャレなスーツを決めた投資家やバンカーから、ガジェット系をたくさん持ってそうなソフトウェアエンジニア、肌も色も宗教も文化も違う人々が集結している感じがした。もちろん男性だけはなく女性も多くいた。

飛行機の座席の隣には花火師の方が乗っていて、ブルジュハリファのカウントダウン花火や、ジェッダでの花火などを担当しているようで、写真を見せてもらいながら会話を楽しんだ。

もちろん日本企業は進出しているし、たった2日間の出張で結論づけることは出来ないが、いかにサウジアラビアでの日本の存在感が無いかが分かる。

政府主導で莫大な金額が投資されるにも関わらず、日本人が少ない背景には英語力の問題も無きにしも非ずだ。

日本人の英語力

リヤドへの出張は、私を含めて4人だったが、うち2名の日本人はほとんど英語が喋れない。彼らを見てると、彼らが現地の方々と難しいビジネス交渉を出来るとはとても思えないし、現地からの要求を正確に理解できていないと感じた。

それは、日本企業が進出する上で大きな障壁にもなるし、日本の縮図のようにも感じた。

一方で現地採用の日本人と私が中心となって現地の人々と議論を交わした。現地のサウジアラビア人も英語は堪能であり、英語が世界で戦う上では必要不可欠な能力であることは間違いない、我々のような第二言語話者にとって。

もちろん、サウジアラビア人にもレベルがある。地元の小さいお店の店員は全く喋れない。カタコトすらも喋れなかったし、私が話をしている内容も理解してくれなかった。

世界の英語力ランキングを見てもサウジアラビアが108位で日本は87位だ。

英語で日本人とサウジアラビア人が話をしていても、時々何を言っているか分からないこともお互いあった。でも粘り強く何度も聞いてお互いの内容を理解して、本質を議論する事が出来た。

リスニング力不足、スピーキングは単語力も含めた表現力、それから質問力。これらが足りない能力だと感じた。

もう一度、基礎から英語を勉強し直して、更なる高みを目指していきたい。今回の出張はとても刺激のある出張だった。

仕事が出来ても英語が出来ない日本人

話を戻す。4象限にまとめると以下のようになるだろう。

英語が出来たとしても仕事が出来なかったら、宝の持ち腐れで、会社でのポジションが低く、これはこれで可能性は低くなってしまう。一方で、仕事は出来るが英語は出来ない人、こちらはどうしても市場が日本のみになってしまい、可能性が限定的。特に製造業で働いている人は厳しいだろう。

今まで日本で仕事で結果を出して、恐らく英語も努力したであろう、海外の駐在員を見ると、ほぼ100%に近く優秀な人材だ。彼らは仕事と英語の両輪を持ち無限の可能性を持っている。

私自身もベーシックな流れだが、左下→右下→右上を目指している。間近で見る駐在員から、自分との大きなギャップを感じた。

まとめ

世界を見渡すと至る所にビジネスチャンスが転がっている。これを間近でみることが出来て、同時に日本人と世界とのギャップも感じた。

この先も経済発展を遂げる国はどんどん出てくる。アフリカだったり中南米だったりと。そこに英語を公用語とした国々が参入しチャンスを見つけに行く事になるのだろう。ありとあらゆるものが揃っており、行き届いている先進国とは違い経済発展途中の国の方が社員のやる気が違う。

サウジアラビアの人口の42%は他国からの出稼ぎ労働だ。身に付けた能力を母国でビジネス開花させるためだ。日本人と英語に対するパッションが違う。

中東の人々は親日で、日本人に対してとても紳士で優しいと聞いていたが、それは本当だった。日本車も多く走っており、最近ではサウジアラビアでは日本のアニメがブームになっている。アッサラームアレイクム(あなたの上に平和がありますよに)と挨拶をすると、笑って近づいてくれる。

日本に対して好意的な発展途上国も多い。特に中東は歴史上争っていないので、好意的なのだ。これは欧米諸国とは違い有利な点なのだ。英語が出来ないと言っている場合ではない。英語を母国語としている企業とバチバチにやり合わないといけない。勝ち取るためにも英語を身に付けるべきだ。若い人もベテランも関係ない。

さぁ、今日も英会話だ。

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