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21世紀は、民衆による知の爆発が起きるだろう

21世紀には、間違いなく〝知の爆発〝が起き、14世紀にイタリアで始まったルネサンスを上回る、新しい知のうねりが生じると予想する。

どうしてそう考えるのか。

ICT技術の進化によって、「学びのコスト」が圧倒的に安くなり、やる気と意思さえあれば、世界中どこでも誰でもいつでも、学ぶことが可能になったからである。MOOCを利用すれば、海外の一流大学の授業も原則無料で視聴できる。


また、Zoomの発明は画期的だと思う。社内会議や打ち合わせ、クライアントへの商談などのビジネスでの利用だけではない。学びの場として、勉強会や英語学習、読書会などへの利用が急速に広がっている。

Zoomによって、家にいながら、人とのコミュニケーションができる。コミュニケーションが増えることによって、知の交流が拡大していくだろう。それも、場所を問わず、日本では北海道から沖縄、そしてアジア、アメリカ、中東、ヨーロッパ、アフリカ、南米に至る全世界の人々と同時につながることができる。

アフターコロナでもこの傾向は変わらず、加速し続けるだろう。なぜなら、Zoom等の利用はまだ一部の人に限られているためである。利用者にとっては、時間・場所等の制限がないため、とても利便性が高く、今後、利用していない人への普及拡大が進むと考える。

現在、人口が過去にない規模で爆発を続けている。しかも、知は昔は学者や専門家、知的教養の高い人たちに向けた閉じられた空間に存在していた。しかし、今やインターネットの時代となり、誰もが世界のナレッジに簡単にアクセスできる時代となった。そしてZoomなど動画ツールの普及で、それぞれが持つ知識や知恵を共有することができる時代となった。

すなわち、過去と比較して、現代は人口の母数がまったく異なること。人々の平均寿命が長くなり、生活水準も豊かになり、一人の一生涯での知の獲得量が増えていること。ネットやMOOC、YouTube等を活用すれば、安価であらゆる知識を獲得できること。また世界中の人とコミュニケーションすることで新たな知が生まれてくること。以上から今後、民衆主導による知の爆発が確実に起きると考える。

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