PEN という名前のカメラ 1
先月、何かのウェブサイトで見たカメラに一目ぼれし、気になっていろいろ調べた挙句どうしても手に入れたくてポチってしまいました。
今回は見た目や感触の話題が中心で、写りに関しては次回といたします。
OLYMPUS PEN-F
一見昔のフィルムカメラのようですが、デジタルカメラです。
軍艦部の右端に付いているフィルム巻き上げ戻しレバーっぽいものは、実は電源スイッチで、フィルムカメラ風に見せるためのギミックです。
このカメラ、2013年の発売で生産が終了しており、今は中古でしか手に入りません。
別の機種であれば新品で買えますけど、それとこのカメラとは別物と私は考えています。
先代が存在した
ご年配の方はご存じの方も多いと思いますが、このカメラの先代は1963年発売のフィルムカメラです。
通常のフィルムサイズの半分を使って撮影するハーフ版カメラで、しかも一眼レフでした。
一眼レフと言えばてっぺんにペンタプリズムの収まる出っ張りがある形を思い出しますが、これにはそういう出っ張りはなく、ミラーもプリズムもこのコンパクトなボディ内に奇麗に収められています。
さすが小型カメラに強いオリンパスです。
そして先代の発売50周年を記念して発売されたのがデジタルのペンFでした。
唯一無二の存在
50周年記念ということで、その気合の入りようはかなりのもので、買う前に写真で見てはいましたが、実物を見て触ってその素晴らしさを実感しました。
見た目にもかなりこだわっていて、先代の美しいフォルムを引き継いでいます。
有機ELファインダーが大変見やすくダイヤルで視度補正が行えて、老眼の私はとても助かります。
コストダウンのためか、現行のオリンパスペン(Fは付かない)にはこの高性能内臓ファインダーがありません。
採算面を考えれば、デジタルPEN-Fの後継機はもう出てこないでしょう。
カメラは見た目や感触で選ぶ
いかがでしょうか、この佇まい。
古臭いと感じる方もいらっしゃると思いますが、私にとってはこれこそがカメラであって、逆に現代のカメラの多くは私にはただの家電にしか見えません。
あくまで私にとってですがSONYは最悪です。
時代についていけない残念な脳みそだとは思います。
しかしこれが私の感覚なのですから仕方ありません。
今のカメラは奇麗な写真や動画が撮れるのが当たり前で、同じクラスで比較した場合、個性の違いこそあれどのメーカーのものも性能に大きな差はなく、どれを選んでも失敗はないと思います。
ただし、どんなに優れた性能を持ったカメラであっても、自分が好きになれない見た目や感触のカメラを選んでしまったとしたら、それは問題です。
単なる仕事の道具として使う場合は別として、旅行やスナップ撮影で携行するカメラであれば、別に用事が無くても手に取って感触を楽しんだりシャッター音を聴いたり眺めたりして楽しめる要素が必要です。
そうでなければ、どうしても持ち出す機会が減ってしまいます。
持ち出さなければどんな高性能機であってもシャッターを切ることができません。
いつでも持ち歩きたくなり、たとえその日一枚も撮らなくても肩や首からぶら下げるファッションとして役に立つ、そのくらいのビジュアルが欲しいものです。
人によって好みは様々でしょうが、私の場合、この形と感触が大好きで、これでなければならないのです。
軽いことも重要
重いと持っていきたくなくなり、先ほどと同じ理由でシャッターチャンスを逃しがちになります。
その点このカメラは十分軽く、長時間肩や首にぶら下げていても苦になりません。
しかも見た目もよくて、フードや本革ケースを付けると最高です。
アクセサリー類
すべてサードパーティー製です。
レンズフードは外れやすく、滑り止めをかませる必要があり、フィルターと同時装着ができないという難点があります。
52mmのMARUMIのフィルターをフードの内側に無理やりねじ込んで使っております。
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