上方言葉
上方語より、上方言葉に馴染みがあるので上方言葉で統一します。
昔、伯母に叱られました。
もっときちんとした言葉遣いをしなさい。
上方言葉は、そんな乱暴なものじゃありません。
落語はほとんどわかりません。
ですが、三代目桂米朝さんの上方落語や話す言葉(上方言葉)が心地よかった。
柔らかく優しい響きがありました。
米朝さんの声が聞きたい方は、you tubeでいくつか映像が公開されています。
大阪弁といえばこれだとばかりに、吉本芸人さんたちの話し言葉が日本中に広まっていますが、あれは吉本弁(私が命名)です。
近いものを探しました。映画の悪名で勝慎太郎や田宮二郎の使っていた台詞だと思います。
谷崎潤一郎が書いた細雪は舟場言葉で会話が進みます。
これは大阪舟場の商家が舞台だからです。
実家に反物を持ってきてくれていた人が、舟場言葉でした。
物腰が柔らかく、私を、とうさん(お嬢さん)と呼んでくれました。
青空文庫で細雪を読むことができます。
青空文庫は著作権が消滅した作品、著者が許諾した小説を無料で読めるありがたいサイトですが、残念なことに横書きで行間が詰まっています。
縦書きの文庫本や単行本で読んでいた人たちは私を含め読みづらいサイトです。
そこで見つけたのが
えあ草紙・青空図書館は青空文庫専用ネット図書館です。
縦書きで紙の本を読むかのように背景も紙の色です。
素晴らしい。
ところで、私は正しい上方言葉を話せるようになったのでしょうか。
叔母に叱られてしばらくは私なりに頑張ったつもりですが、如何せん乱暴な大阪弁を日常に使っていたので進歩せずでした。
私はいつも何か浮かぶと連想が激しく、どんどん逸れて
しまいます。言葉だけでなく思考も乱暴で乱雑です。
叔母に叱られたことを思い出した。
上方言葉といえば米朝さん。
舟場言葉もあったな。
細雪、懐かしい。
もう一度、読もう。
青空文庫があったよ。
縦書きで読みたい。
縦書きサイトを見つける。
読み出すと止まらなくなる。
読み終わる。
何してたっけ?
上方言葉についてだ。
言葉といえば国立国語研究所だ。
コラムを読み漁る。
何でこのサイトに来たんだっけ?
以下繰り返し。
反省したので、最初の数行を私なりに上方言葉で書きます。
だいぶまえに、伯母ちゃんに叱られてん。
ちゃぁんとした話し方せなあかんよ。
わたしらのしゃべりかたは、そんなきちゃないもんやあらしまへんで。
落語はようわからへんけど、米朝さんの話し方は好きやったわぁ。
間違っていたらご指摘ください。