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☆中学ラガーマンの花道☆
こんにちは。スーパーポジティブ次なる挑戦に向けて準備中のキムタカです。
今日は2020年7月19日に行った、北九州市ラグビーフットボール協会主催の
中学三年生応援企画 ☆中学ラグビーの花道☆ が最高だったので記憶と記録に残すべく内容を振り返っていきます。
※ファンの方に協力頂きインタビュー形式で記事にさせて頂きました。
【当日スケジュール】
10時 スタッフ集合 実行委員メンバー事前準備
13時 トップリーガー集合 講座の中身など打ち合わせ
13時30 座学「明日に向かって」
14時 中3父兄への挨拶練習
14時30 トップリーグ選手達が仕切ってウォーミングアップ
15時 選手入場
15時10 (バックスクリーンに映し出し)zoomに繋ぎ、山田選手他北九州市のトップリーガーから祝福メッセージ
15時15 100m のトライスタート
17時 終了・挨拶・写真撮影
選手全員に記念品参加賞の贈呈。
「諦めずに前を向いて欲しい」という熱い想いから
——イベントの目的、きっかけ、なぜ行なうことになったのですか?
木村:今回コロナの影響で北九州のラグビースクールは三年生最後の公式戦がなくなっちゃたんですよ。大会もないし、練習もないし、6月に大会がなくなった連絡が入ってすぐにオンラインで卒部式をして。だからメンタル的にもだいぶ辛かった子が多いと思います・・・今回ラグビーをやめると言った子が何人も出たらしいんですよ。練習ができなくなって、「もうラグビー続けなくてもいいや」という声を聞いて、いや、それはして欲しくない、せっかくこれから面白くなるのに、可哀そう過ぎると思って、北九州市ラグビー協会さんに相談して「何かできないですかね?」と言うと「実はこういうのを企画しているんだよ。」「それ最高じゃないですか。やりましょう!」というふうな事からこの企画がスタートしました。試合がなくなった中学3年生の子たちのために何かしたい。これからもラグビーを続けて欲しいし、これからの人生上手くいかなかったときに諦めずにチャレンジして欲しい!何より子供達の笑顔が見たい!!と思ってこの企画に賛同しました。
有志ある人たちのボランティアに感謝する
——大がかりなイベントでしたが、どれくらいの組織の方が協力されたのですか?
木村:北九州市ラグビー協会さんもいろいろ有志を募ってくれて、父兄の方とか知り合いを通してやっていただきました。プロのDJの方とかバックスクリーンに選手紹介の画像を作ってくれる方とか、音響の方とか、当日のカメラマン、各専門の人たちが集まって。リハーサルはリーダー10人くらいでやって、プロにお金を出して依頼とかではなく、全部身内でボランティアです。
僕は当日、現地で表部隊でやらせていただいて、木村がイベント盛り上げて、木村がイベント作ってって見られ方されてるんですけど、全くそんなことなくて。
むしろ何ヶ月も前からボランティアで有志のメンバーの人達が毎日連絡を取り合って、「こうしよう!あぁしよう!」と話し合いがされていて、事前準備をしてくださいました。
なので北九州ラグビーフットボール協会の小田さんという方が発案者なんですが、そのリーダーの方が色んな大人達に声をかけて下さり、そしてその大人達が賛同して「いいものを作ろう!」と協力してくださいました。その方々のお陰でこのような素晴らしいイベントができました。本当に感謝しています。そして当日のビデオを見ながらの打ち上げが楽しみなのです。笑
皆が驚くような準備をしてくれた。謙虚な気持ちで
——中学生への参加賞プレゼントは何を渡されたのですか?
木村:びっくりしますよ。ファンの方からするとそんなの配っていいの!?って思う話なんですけど。これ全員分、福袋みたいな感じで入れてプレゼントにしたんです。北九州市のトップリーガーが全部子どもたちのために!って大量のグッズを送ってくれたんです。用意してくれた人の顔入りの写真も付けているんですよ。もう、仕分けしてる大人たちが「欲しい」って言ってて、「これ3万円でも買うな~」って言ってたんですよ(笑)
僕のラグビースクールはトップリーガーが多くて、キャノン、サニックス、NEC、クボタ、神戸製鋼、日野自動車とかですね。そこから全部グッズを送って頂きました。各チーム関係者の皆さんには本当に感謝しています。
事前にスタッフが一枚ずつまとめて準備してくださいました。
タグ付きです。笑 こだわりがすんごいんのです。笑
○グッズ提供
・キャノン 荒井康植選手、永富健太郎選手
・トヨタ自動車 古川聖人選手
・神戸製鋼 児玉健太郎選手
・クボタ 永富 晨太郎選手
・NTT DOCOMO 高野翔太選手
・日野自動車 古川浩太郎選手
・サニックス 高野恭二選手
・NEC 松浦康一
・コカコーラ
・九州電力
挫折をどう乗り越えて来たか?この先の人生の糧にして欲しい
——中学生への講座はどんな内容だったのですか?
木村:「明日に向かって」という講座をやって、「テーマ」は【上手くいかなかった時にどうやって壁を乗り越えていくか】。
中学から高校、大学、社会人になっていく上で、ラグビーや怪我、勉強とか恋愛とか何事も上手くいかないことってたくさんあると思うんですよ。トップリーガーや僕もそうですけど、上手くいかないときに「諦めずに目標を持ってやったから今がある」ってことを伝えたくて・・・。
これから高校生になって、いろんなことが上手くいかなかった時に、そう言えば「トップリーガーたちがこんなこと言ってて、あの人たちもこれを乗り越えたから、今があって成功しているんだな。僕も頑張ろう!」と少しでも思ってくれたら嬉しいなと思ってます。実際にトップリーガーたちに、「これまで上手くいかなかったことと、それをどうやって乗り越えてきたか?どういうマインドでやって来たか?」を話してもらいました。
それから「今、高校時代に戻れるなら自分だったら何をする?」もトップリーガーたちに話してもらいました。
元セブンズ日本代表キャプテン 桑水流選手
「今まで上手くいかない事がほとんどだった。セブンズに最初選ばれた時もダントツで一番僕が下手で、誰だこいつ?という見られ方をしていた。僕は中学高校もラグビーの強い高校ではなかったし、目立った選手ではなかった。でもセブンズに初めて参加した時に周りが上手くて挫折した時に、これだけは誰にも負けない長所を作ってそこで勝負しよう。と考えた。強みが見つかってそれを伸ばして自身がついていつの間にか、周りの選手達と変わらなくプレーできるようになった、強みを持つ事と自信を持つ事が大切」
神戸製鋼 児玉選手
「僕も勉強が嫌いで勉強でつまづいた経験がある。でもその時、両親から“やればできる”と言われた。
僕はまずやれるところまでやってなかった。自分で限界を決めてはいけないし、満足もしてはいけない。そして嫌々やってしまうとよくない。将来の事を少しでも考えて勉強しよう。みんなもやればできる」
人生80年、今100年と言われてるけど、長い人生の中で高校3年間は本当に短い時間であって、失敗も悩みも長い人生で考えたら「これだけちっぽけだよ!」と人生年表で伝えました。なので、上手くいかなくても、「行動しよう!諦めずにチェレンジしよう!意思さえあれば、道は開ける!」と伝えて「日本代表になって一緒にプレイしよう!!」と超アツいパワポで・・・。経験を話して、トップリーガーでもこんな挫折があって、でも諦めずに乗り越えたから成功があったんだなと感じてもらえたらと思っています。
イベント概要
——他には子供達に対してどんな事をされたんですか?
木村: 講座の後には、子供達の親御さんに送る感謝の挨拶練習や、トップリーガーが分かれて各チーム毎にウォーミングアップをしました。これが意外と盛り上がりました。
(⬆︎挨拶練習)
(ウォーミングアップ様子)
——他に印象に残った内容はありますか?
木村: やっぱりzoomでバックスクリーンにドカーンッと繋いだのも新しくて良かったですよね。アキさん(山田章仁選手)だったり北九州出身の現役トップリーガーからメッセージを貰えて子供達もとっても喜んでましたね。ナイスサプライズゲストでした!!
(NTT コミュニケーションズ山田章仁選手)
(日野自動車レッドドルフィンズ 古川浩太郎選手)
(NTT コミュニケーションズ 石橋拓也選手)
(クボタスピアーズ 永富 晨太郎選手)
笑顔が見れればそれでいい
——今回のイベントを通して木村さん自身何が一番良かったですか
間違いなく子供達のニッコニコの笑顔と親御さん達の涙が見れた事です。
これは実行委員の皆さんとも話した事なんですが、何よりも子供達の笑顔が良かった!楽しんでくれて良かった!それさえ見れればもう苦労なんて屁でもない。と。
(満面の笑み)
こんな笑顔を見せられたら涙ちょちょぎれですよ。本当に。。。
全てが報われた瞬間です。
(子供から花束贈呈)
子供達からの挨拶と花束贈呈、そして親御さんの涙のハグを見ると、44人分泣きそうになり、泣いてまうやろ〜〜〜〜〜〜。と終始思ってました。
本当にやって良かったなと思った瞬間です。
——今回参加してくださった社会人選手達はなんて言ってましたか
今回、コカコーラレッドスパークス、九州電力、サニックスブルース、NTTDOCOMO、神戸製鋼、の選手に来て頂きました。こちらもボランティアで駆けつけてくれました。北九州市鞘ヶ谷ラグビースクールのOBもたくさん来てくれました。
(鞘ヶ谷OB)
僕がもう一つとっても嬉しかったのは、このイベントに来てくれた現役社会人選手達や協力してくれた北九州市出身とトップリーガー達がこのイベントが終わった後、
「貴大本当に良かった!まじで最高のイベントやった!またやろう!」と言ってくれた事です。笑顔で子供を追いかけて雨の中タックルしてDFして飛び込んで、協力してくれた皆さんにも本当感謝です。
みんなも子供達の為に。喜ばせたい。笑顔をみたい。一心だったみたいで泣きそう。泣きそう。と言ってて感動しまくってました。笑
何でもチャレンジ、とりあえず失敗してもやって欲しい!
——最後に中学3年生へのメッセージをお願いします。
木村:中学3年生って若過ぎて、これから何でもし放題じゃないですか。僕自身はラグビー引退後のこととか30歳過ぎたらラグビーで海外に行ったりはできないかもなぁとか考えている時期なので、そう考えたら無敵状態じゃないですか。これから何でもできる。世界は広いし、選択肢は多いし、ラグビーだけ考えるんじゃなくて、いろんな視野を広げて、他のことにも興味を持ってもらいたいなと思ってます。例えば海外について興味があるとか英語とか政治とか。なんでも。狭い視野ではなくて広い視野で、可能性は無限大だから何にでもチャレンジをし続けて欲しい。
でも、たぶん僕も中3のときに親や選手にそう言われてもピンとこなかったと思うし、子どもたちは「今と昔では違うんだ」と思って防御線を張ってしまうと思うんですけど、でもこうやって皆が目指している現役トップリーガー達や僕から伝えると「可能性は無限大なんだな」って感じてもらえるんじゃないかなと思ってます。
なんで、「世界は広いよ、選択肢は多いよ、だから何でもチャレンジして欲しいし、失敗しても何でも取り返せるよ」と伝えたいですね。「とりあえず、失敗してもやってみろ!」だと思います。
頑張れ新高校一年生達!!
(ファンの方画像作成)
まとめ
最後まで記事を読んで下さりありがとうございます。
改めて最後にこのイベントに関わって頂きました北九州ラグビーフットボール協会を初めとする全ての皆様、ありがとうございました。
そして今回noteに記録を残す上で、インタビューと文字起こし、画像編集作成をしてくださったお二方ありがとうございました。
各仕事のプロの大人達が本気出すとすんごいなと思いました。そして改めて北九州っていいなあ。最高だなぁ。って思いました。
これからも現役スポーツ選手として、自分が夢に向かって全力で挑戦し続けると共に多くの方々に、笑顔や元気、挑戦する勇気を届けていきます。
引き続き今後ともよろしくお願いします。
木村貴大
※ダイジェスト映像はこちらから↓
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