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SDGs企業のビジネスモデル構造図シリーズその①
こんにちは〜!
健康管理システムCarely(ケアリィ)の導入を通じて「働くひとの健康を世界中に創る」事業を展開している株式会社iCAREでUIデザインやデザインシステムをの推進している高橋名人 (@zouzei8to10)と申します!
ファイブリングス・チャレンジ
株式会社iCAREではこの2022年2月1日より働くひとの健康を創るための人事制度として「ファイブリングス・チャレンジ」を開始しました。
本制度の開始により、チームの成長と成果がもっとも高まる働き方に向けて、社員それぞれが就業時間のうち週2時間を企画立案に使うことが可能となります。
同日に組織化された私たちデザイン本部ではチームでファイブリングスの項目から「働きがい」をテーマにnoteを書くことになりました。
そこで、私は昨今の注目のテーマであるSDGsを実践する企業のビジネスモデルについてnoteにまとめることにしました。
SDGsとは?
SDGsは私たちが昨年はじめて開催したCarely Sustainable Expo 2021の前文でも語られているテーマであり、企業の目指すべき姿や働きがいとも結びつきが強い考え方です。17個あるGOALの8番目には「働きがいも経済成長も」という項目もあるとおり、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会つくりを目指すことが謳われております。
[Carely Sustainable Expo 前文]
経済成長とともに、すべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を促進することは、SDGsの一つとして世界全体で喫緊の課題です。
日本では、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少と経済成長の低迷という課題に直面する中、政府により「健康経営」や「働き方改革」が推進されてきています。
まずはデザイン本部勉強会にてこういった未来を目指した活動を行なっている企業の事例をさまざま知るべく、メンバーみんなで『パーパス「意義化」する経済とその先』という本を読みました。
その中で取り上げられていた中でまずは日本企業である無印良品の活動について深掘りしてみて、どういったビジネスの構造がより「意義的であるのか」を図式化してみようと思います。
無印良品 道の駅なみえ
2021年3月、無印良品を展開する良品計画は「無印良品 道の駅なみえ」を東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故で大きな影響を受けた福島県浪江町にオープンしました。
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「道の駅なみえ」には、地域住民同士をつなぐ交流施設と、生活を支える飲食店や買い物施設が併設されています。そのため、ここでは無印良品の商品と地元の商品が並べて売られています。ここは浪江町をより豊かに魅力的に再生・復興させることを目的に、官民協働の取り組みにより地元住民たちのまちづくりを行う一般社団法人まちづくりなみえに運営を委託している地域コミュニティ型の店舗です。
復興の途中にある浪江町にとって道の駅は、人々のランドマークとして、町の復興のシンボルとしての使命を持って誕生しました。
買い物ができ、食事ができ、ちょっと休憩もできる、町の人々の暮らしを支える場所、そして、町の人たちの新たなチャレンジを支える場所。
新たなチャレンジは町の新しい魅力を産み出し、その新しい魅力が集まって、浪江町は新しい町へと彩りを変えていきます。
道の駅なみえが、町の人たちとつくる「新しいなみえ」にご期待ください。
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50坪ほどの店内では無印良品で人気のレトルトカレーなどの飲食品や衣料品、文房具など並んでいます。
特に無印良品のおもしろい商品でぬか床が置いてあるのですが、ぬか床売り場のとなりには地元の新鮮でおいしい旬の野菜も販売されており、相乗効果も期待されているそうです。
ほかにも、男性は下着、女性は化粧品を買い求める人が多いそうです。町産業振興課の方によると、復興事業に携わる人が衣服を買い求めに来ていたり、高齢者だけでなく、30、40代の子育て世代のお客さんも多く、子育て世代と、おじいちゃん、おばあちゃんの家族3世代での来店もあるそうです。
また、店舗では「陶芸体験」や「酒蔵体験」などのイベントも執り行われており、買い物だけにとどまらないコミュニティ形成や文化伝承に触れられる場所になっています。
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ビジネスモデルを図式化してみました
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さて、今回のビジネスモデルは自社商品を一方的に届けるのではなく、地元の食材や商材も同時に広く取り扱い、地域コミュニティとの共存を目指す「地域コミュニティ型店舗」として無印良品が新しく試みている事業のひとつです。このような取り組みは行政だけでも、無印良品だけでも実現することはできません。そのため、地域内外の関係各所と調整やインタビューを繰り返しながら実現したストーリーがホームページなどでも語られています。
こういった地道な取り組みと人々のつながりを創出することで、消費経済だけにとどまらず、地域住民が働きがいを持って働くことや生きがいを持って生きることにつながる事業をパーパスとしてかかげることがSDGsな企業活動なのだと理解できました。
以上、
今回はSDGs企業のビジネスモデルについてまとめてみました。
私たち株式会社iCAREも実はSaaSの開発だけにとどまらない新規事業の創出などにもチャレンジしています。
もしも記事をご覧になって気になった方は気軽に応募いただけると嬉しいです。
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