見出し画像

[2024-11-11] マーケット振り返り (日経平均・TOPIX・グロース)

日経平均小幅上昇の背景

11月11日、日経平均株価は前日比32.95円高の39,533.32円で引け、小幅な上昇を記録した。取引時間中、前週の米株高と円安の進行が日本株の支えとなり、利益確定の売り圧力が見られたが、最終的に小幅なプラスで終えた。

東京市場の概況

前週末の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均を含む主要指数が軒並み最高値を更新。これは日本市場にも好影響を与え、投資家の買い意欲が支えられた。一方、東京市場では日経平均が前週の急上昇後であったため、利益確定の売りも見られ、4万円の心理的節目が意識される展開が続いた。

半導体とAI関連の影響

米国政府の台湾積体電路製造(TSMC)に対するAI関連半導体の中国企業への出荷停止命令が影響し、半導体関連銘柄には売り圧力がかかった。トランプ前大統領の経済政策が再注目される中、関税強化策などへの警戒感が強まった。

値上がり銘柄と主要業種

個別銘柄では、電線関連株や好決算を発表したソニーグループや古河電工が高く、日経平均を押し上げた。業種別では非鉄金属、ゴム製品、空運業などが上昇する一方で、化学、石油石炭製品、鉄鋼業が下落し、全体的には方向感に乏しい動きが見られた。

東証プライムの取引動向

東証プライム市場の売買代金は概算で4兆2256億円、売買高は20億2618万株で、値上がり銘柄数698に対し、値下がり銘柄は909と多く、全体のムードは一進一退のままであった。

いいなと思ったら応援しよう!