[2024-10-08] マーケット振り返り
日経平均株価の動向
8日、日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比395円安の3万8937円で取引を終えた。値下がり銘柄数は全体の80%を超え、特にソフトバンクグループ、ファストリ、ダイキンなどが大きな下げ要因となった。一方で、アドテストがプラス寄与度トップとなり、テルモやニトリも上昇に貢献した。
業種別パフォーマンス
全33業種中30業種が下落し、精密機器、電気・ガス、鉱業の3業種のみが上昇した。値下がり率トップは証券・商品業であり、これに卸売業や輸送用機器が続いた。また、銀行や保険、その他金融などの業種も大幅に下落した。上昇したセクターは限られており、市場全体の売り圧力が強かった。
為替の影響と後場の展開
後場では円相場が1ドル=148円台前半で伸び悩み、輸出関連株への売り圧力が和らいだ。この影響で、日経平均株価の下げ幅は一時440円安に抑えられた。短期筋の売り圧力が後退したため、株価指数先物への売りも減少したとみられているが、中国関連株の下落が引き続き市場に影響を与えている。
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