リサーチ【宮古島編#10】
私がドロースクールを立上げたいのは、それが目的ではない。
スクールはあくまでも手段である。
目的はシンプル。
ふわふわ空撮の旅を、実現したいのである。
グローバルと命名した理由もある。
私は世界中をめぐりたい。
そして世界中の人にも、日本の素晴らしさを知ってほしい。
夢を実現するために、
ひとりでも多くの人に安全安心にドローンを飛ばしてほしい。
その同志を増やしたいのである。
その仕組みを作るための場所を探しをしている。
宮古の実情、マーケットリサーチ
宮古島の人口は約55,000人を長い間、維持している。
いまの日本が抱えている人口減少問題からすると、すごいことだ。
Iターン、いわゆる移住する人が多い。
しかし、戻る人も多い。
18歳を過ぎると島外に転出する人が多く、
大学や社会人を経験してUターンする人も多い。
数年前まで住宅は足りず、供給は追いつかなかった。
建設ラッシュが起こり、新築のマンション、リゾートが乱立した。
コンテナ型住居、キャンピングカーホテルも誕生した。
建設関係者の求人は増え、給与が高騰した。
いわゆる宮古バブル。
急に家賃を値上げすると言われたと、
大家さんを批判する声もある。
土地は高値で売買され、大金を得た地主は、
沖縄本島へ移った人もいる。
全国で1年に新築される物件は約81万件。
なのに空き家は約800万件ある。
日本の人口は減少し空き家は増加の一途である。
日本の箱物行政は廃校や老朽化した公共施設を増やしている。
橋や上下水道設備などインフラをどのように維持するのか課題がある。
宮古も例外ではない、空き家は多い。
しかし貸し出す家主は少ない。仏壇があり、
家族が帰省した時のため貸すという選択はないのである。
いまは新築マンション、コンテナ型住居は空きが目立ち、
キャンピングカーホテルは撤退した。
インバウンドはクルーズ船で来航し、中国、台湾が大多数を占めている。
宮古で消費する場所は限られる。
ドラッグストア、ドン・キホーテ、イオンなど。
クルーズ船は宿泊業者への恩恵がない。
船内で寝泊まりするため宮古では宿泊しない。
宮古の交通手段は、レンタカー、タクシー、バス、ツアー。
多くの民宿でも中古車を購入し、レンタカーを貸し出している。
2019年までクルーズ船が入港するとレンタカーの取り合いになった。
レンタカーは需要と供給のバランスがくずれ、
デフレ状態が続いている。
地元の人の生活は堅実。
平均賃金は高くない。
人口は平良地区に集中し、
そこにある繁華街は少しづつ明かりを取り戻していた。
しかし、下地地区、城辺地区の人口は減少し、
この地域の経済は活性化していない。
次回は刀メソッドで有名なマーケターの、
森岡毅さんのエッセンスを取り入れます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
to be continued