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アニメ業界14年の歩み:仕事を続けられた5つの理由

私は2010年に新卒でアニメ業界に入りました。この記事が公開される時点で、業界歴14年になります。
今回は、なぜ私がこの仕事を続けてこられたのか、5つの理由を紹介します。
特に新人時代の経験が多いため、経験の浅い方の参考になれば幸いです。


理由1:仕事が楽しいから

最初にして最大の理由で、今も継続できている理由もこれに尽きるかも知れません。
まず一番の理由は、単純に「仕事が楽しい」ということです。
私自身、学生時代には撮影についてあまり勉強しておらず、アニメも大量に見ていたわけではありません。それでも撮影の仕事を続けてこられたのは、純粋に楽しいと思えたからです。
知識が少ないからこそ新鮮に感じたのかもしれませんが、今でもその気持ちは変わらず、撮影はとても楽しいと感じています。

理由2:恵まれた仲間との出会い

仕事が楽しいと感じられるのは、素晴らしい仲間に恵まれたからだとも思います。
私はAICという会社に入り、先輩達からたくさんのことを学びました。怒られることも多々ありましたが、それでも今でも親交が続いている先輩もいます。特に当時無知だった自分を育ててくれた先輩には本当頭が上がりません。
いくつかの会社でお世話になりましたが、行く先々での素敵な方々が多く、仲間に恵まれたのは幸運だと思ってます。

理由3:体力があったこと

急にフィジカルの話かと思うかもしれませんが、アニメ業界の労働環境を甘く見てはいけません。今でこそ働き方改革で改善されている現場は多いですが当時はまあ酷いもので、13時間労働とか当たり前でした。(今はそんな現場ないと思います)
ちなみに私は中学野球、高校バドミントンと運動部に所属していて体力はある程度はある方なのと、寝付きもよく寝たらしっかり回復するので体力的に辛い…とはあまり思った事無いです。流石に完徹は辛いですけどね…(苦笑)

理由4:社外の人とつながりを持てた

社外のつながりも大きな要因です。
私が業界に入った年あたりから、アニメ撮影新年会が開催されていて、上司のアドバイスもあって積極的に参加しました。そこで同世代の人々やキャリアのある方々と知り合い、自分は一人じゃないと感じられるようになりました。また、Twitterが普及し始めた時期でもあり、リアルタイムで業界の動向を追える環境があったことも大きかったです。

理由5:移動時間を楽しめる環境を作った

これは少し変わった理由かもしれませんが、移動時間が楽しいと何事も継続できるというのが私の持論です。
大学時代、片道40分~1時間ほどかけて車で通学していましたが、車を好きなものに変えたことで、その時間が全く苦にならなくなりました。社会人になってからはバイクを購入し、仕事が大変でもバイクに乗ることで気分をリセットできました。もちろん、これは全員に当てはまるわけではないと思いますが、私には効果的でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
最後の理由は少しこじつけ感もありますが、それでも多くのことに恵まれてきたなと感じています。「運が良かった」と言えばそれまでかもしれませんが、それでも本当にこれまでの出会いには感謝しかありません。

仕事が辛い人へ

もし数年目で仕事がしんどいと感じている方がいたら、理由2や4を実践できるなら、ぜひ試してみてください。
特に社外の人とのつながりを持つことは、良い経験になります。同年代で同じ悩みを抱えている人に出会えるかもしれません。
大規模な交流会に参加するのは勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出してみると世界が広がるはずです。

それも無理…!って場合は私へ連絡もらえれば外の会社の人と飲みに連れて行く事くらいなら出来ます。
おこがましいかも知れませんが、悩んでいる人の手助けになりたいと思っています。

ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、10年以上継続してこれた理由5選でした!
もし20年目に突入したら、その時には「20年続けられた理由」をnoteにまとめたいと思います。


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