白秋から玄冬へ将又朱夏か 青き春の詠
人二者にして、芽生ゆるもの、其が[仁]であるという。
曰く「自己を愛せぬ者は他者をも愛せぬ也」と。
何故にして、人自身を愛せぬや。
或る者は説きて「自らを偽る故」と。
自ずから素直・率直にして、己に誠を以ちて対する人は他者にも偽る事も無かるべし。
眞の心即ち誠らし。
言成りて〈眞心〉
人為すを[偽り]と
而して、〈誠〉は[人の為す]事に非るや。
考うるに、人為すは即ち作為にて、誠即ち眞心なるは在り方なる。
装いと自ずからなる自然の有様の違い也。
希くは、[活かした]存在でありたし。
赤貧困窮の時も早七歳に満つ。
身の丈は183強にして、93ありたる重量が70となり、人人の温情と世界の優しさを痛感す。
陽の光の暖かさ、風の爽やかさに染み染みと感じ、有難さ嬉しさに頬濡れむ。
朋ありて、彼の者頻りに曰く「生かされてあり」と。
其に首肯して、吾想う。「生き生かされてあるは皆。其れのみでは、此の素晴らしき世界及び人人に忝し。故に[他及びすべての存在を活かす]者である、と発願す」
己も人も各間違いたる者なる見解を十二分に自身に諒解させ、徒に自他を責むることも優越しているとも想い主張することも慎みたるがよかれ。
己の正義の過度の通貫こそ不幸災厄の因
此れより吾述ぶことはすべて[個人のイドラ]なる偏見なるを申し上ぐ。
ワールド・ワイド・ウェブなるメリケン國の軍発祥なる世界を覆うシステムは大変便利にて吾等に大いなる恩恵を齎し乍も、又巨大なる問題課題をも孕む。
世には何をしていても、スマホなる高性能のマイクロコンピュータとでも言うのが適切なる機械を眺め、今此処を疎かにしている者が大多数也。
吾一昨日、所用にて地方銀行の窓口を訪ぬ。
閉店差し迫る店内にて、スマホ見たる人の殆どなるを吾訝しげに眺め惑う。
悪や魔と呼ばるるものを忌み斥くる人は甚だ多し。
蓋し其を使役する力才を、強かなる精神魂の大なる愛の力量を発揮せん。
魔的なる存在の鳴らす笛即ち[魔笛]にて、人世界を惑わし、術施し、吾、人としてあらめ。
神でも魔でも、聖なるも邪なるも、凡ゆるを統合制御可能な者なるを霊止即ち人の所以──
闇と光、善と悪、醜と美は恰も硬貨の裏表……
彼なくば此れなし
相対と絶対の間の宜きを勘案試行実践し、以て世界の模範たれ。
言表は常に自己への諭しでもあり、以て己を鼓舞す。
世に大田分けなる企業人ありて、ファストフードなる健康に悪きフランチャイズなどを展開せし、業を犯したる者もあり。
而るに彼の意識的な過ちではなき事と推察す。
彼の者、業を企つ大いなる才は持ち合わすも、人人への害たる見解までは抱けぬ事であったのみと推断す。
此れを是、称し[業を犯す]者即ち犯業人と呼べり。
素より、正否は単なるものの見方の違いに他ならず、優れたるも劣りたるもなし。
生き方在り方の好き嫌いにて、魂の質の相違なり。
棲んでおりたる世界即ち間の違い、吾いたるは土間か客間か床間かは知らず。
然し、現在自身のいたる場所は誰にとりても、居間即ち今に他ならむ。
情報小売業者にとりては、世界の真相なると銘打つ情報を小出しに明かし、次次に販売するが、最大の利益を生まん。
続続と先生と呼ばるるレアなる情報を携えたる輩現れ來る。
夙に世界中のインターネット情報の8割はメリケン國経由と聞く。
此れ即ち、ビッグ・データなるものの内実にて、吾等の遣り取りは常に何者かには把握されており、秘密はなきと識りおるがよかれ。
或る情報提供者曰く「TikTokは中国に情報だだ漏れ故、やらぬが賢明なり」と。
吾偏に訝しむ。「メリケン國ならばよく、己を中央が華と誇る國に情報が漏れるが焉んぞ悪からむ」
本邦を東夷と蔑む國(民)なれど、徒に他國(民)に敵愾心を煽るのは何故ぞ。
吾、己が元氣を失われむ。
彼の提供者、蓋し先生と呼ばれて喜ぶ輩故ならむ。
又、情報を購入せし者たちは、己が選良の心地して、次から次へと現るる情報を収集するに忙しく、斯くして、世界にある問題は解決も解消もされる事なく、其が今現在の世界の有様ならむ。
情報小売業者於いては問題は其の儘の方が情報は売れ続け、其に寄生す先生方の生活も安泰なり。
吾等が存在せし、此の世界なるは、理想も夢も目標も幸せも不幸せも、決定論に与するか自由意志論を生きるもすべて虚構所謂フィクションなり。
生くとは、己が虚構を現れ在るものとする事の謂にして、決定論を選択する人人は其が気楽故なり、と推断せり。
すべて己が生を自らの決定に基づくもので在ると決断し日日を営む者は勇者なり。
吾、哲學を志す者として、楽なる道を行くを嘉とせず。
何方が正か否かの問題に非ず。
偏に生き方・価値観・世界観、勇氣の在るや否や、其が問われており。
神を崇拝する者は上の存在に縋る心性にて、ヒエラルキーの今までの世界を維持し來る。
神とは吾であり、汝でも彼(女)でも、動物でも植物でも鉱物でも、物体即ちすべてなり。
此の物活論とも万物斉同とも存在無違とも云うべきものの観方こそ、上下なき即ち収奪も貪りも虐待も優劣もなき平穏愛溢の世界の基ならむ。
神も仏も天使も悪魔も精霊も龍も天狗も妖怪も古の仙人、大罪人、聖人、大悪人、鬼も其の他、言の葉にあるものはすべて存在・実在せり。
其れに加え、吾吾人、動物、植物、鉱物、物質大凡眼に見ゆる存在、エネルギー、見えぬものすべてが此の世界宇宙を生成せり。
ascensionとは現在流行りの言葉にて、吾は識らざるなり。
唯希うは、物を無駄にし飢渇する人なき世界、金持たずとも皆が幸せな世のみ。
何故、金払わずば物品・サービスを得られぬ。
芸術も娯楽もエンターテイメントもほぼ無料の今の世に、然るに食物は有料や。
毎日、夥しき食品を廃棄する現状に於いてをや。
或る方向に金銭を流す、此の為がなる。
食糧危機も戦争も地震や災害もすべて人為即ち作為人災なり。
金融にて人人及び社会を支配・服従関係に留まらせんが為なる。
金本世界即ち金至上社会に於いては誰も幸福に及ばず。
優越感とは劣等感を抱ける証左なり。
自身に誇り在りて自他を愛するが至福なり。
欲在るは悪き事には非ず。
他者を謀り、収奪するが悪きなり。
欲こそ、活きる基、唯在りて生きる原動
醜いも美しいもなく、意するは其を如何に現実化すべく精進すが、人の生
生という性身、誠心誠意にて、概ね臨めば、願い叶い易く、自身も心地良し
真摯に己が現状を有体に人に明かし、無理には依頼せず、断るるも当前と想い定め、判断は飽くまで相手の御心に委ね、救援を明るく軽く暖かな心持ちにて求むるば情けある人ならば快く引き受け賜るる恩恵にも預かり、以て温情の有難さ嬉しさ切なさに心打ち震え、生きる至福に号泣し、感激の雫溢れ、活き行く大いなる力と勇氣も湧く。
吾に齢12の時よりの朋友あり。
名は一波留、正に吾には身に余りたる宝友たり。
数年前より、貧窮する吾、彼の友の商店を訪ぬ。
彼笑いつつ、快く商品のパン数個、2度も惠み与う。
其を想い出し、此の文を綴りつつも、嬉しさに両の眼より雫流る。
「生きている不思議、死んでいく不思議」なる歌のフレーズあるも、吾観ず。
「生きている僥倖、死んでいく──」
本日、手元に幾許かの金子入り、自宅より1km程の小さき店訪ぬ。
彼の細君の千春、店頭にて対応、此の者、吾小6の時転校せし時の同級生なる。
高校時、吾を含め3名、同じ教室にて時過ごせり。
誠、品も優れ然も安価、世の殆どの人、個人商店の良さ温かさ、有難きを知らざるならむ。
自宅より300m程の[やっちゃば]なる年配の女店主には昨年、懇切真摯に現状を話し、お代は1か月後に支払う事を述ぶる。
深刻にせず、懇願も必死でもなく、「お断り戴いてもまったく構わない……」と明るく軽く、断られて当前と感じつつ、真摯に依頼なしたれば、快諾賜る。
キーパッド押しつつ「吾は此の上なく人に惠まれ、世界はこんなにも温かき至楽郷──」
ららら、ららら〜、らら〜らら、らら〜ら
(『言葉にできない』……)
古より永きに亘りたる金融システムを瓦解し、皆が交歓・和やか・至福の内に生く世を共に拓くは今
金子と物品及びサービス等を引換えの殺伐とした現行の有り様にては、幸せなる者、皆無
金額なる数字による価値表式は余りにもわかり易き故、殆どの者其の裏面たる巨きなる弊害及び不幸の見えぬが故。
彼のメリケン國発祥のダイレクト・セールス・ライティングに始まり、近来のプロダクト・ローンチに至る迄、本邦も誠下品にして夥しき愚かにして思い違い・勘違いの輩生み、其の者達、世の多くの失意失望、不幸なる人人を作りしに、其に眼も向けず、素知らぬ様にて、「◯▽◇億稼いだ」と誇り、得意顔にてゴージャスなる己が生活を披露す。
誠、是ぞ痴れ者、人人を幸せにして誇るならば讃えんも、金子のみ強奪し、成功出来ぬは偏に顧客の力不足と騙り、自らも騙しをり。
一般に実社会にて、肉体や精神及び能力等使役して、日日、口を糊する人人も、金額なる数字に追われ、満足にも食せず、欲しき物も得られず、物品・サービスも売れ其を活用される能わず、誠、世に不満・不足・勿体無き無駄許り多かりき。
数字に追われるが故、人人、温かく交流もせで、不機嫌疲労困憊の體にて、ギスギスしたる世界なる。
笑顔で物を乞い、其に応えたれば、貰いたる人人、心より嬉しく大いなる感謝向けん。其を受けし方も、楽しく幸せなる心地して、斯くして、微笑ましき交流も得、樂園たる世界なり。
心にも余裕なき従来の世にては、誰が幸せぞ。
心も物品も充分にて、余裕もhumorも生じ、以て至福たらむ。