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spicagraph
「note」癒える日本
究極の感謝
電話で最長だと、5時間近くも話すこともある友人は
「生きていて本当に感謝しかない」
と言っている。
その言葉に嘘はないと感ずるが、彼は
「この地球に生まれてしまった」
というのが、口癖だ。
それに応じ、自分は
「俺は生まれたくて生まれて来た」
と言ったら、彼はかなり驚いていた。
自身の子供の頃からの状況下のせいか、自分もある程度の年齢まで、この世に生を享けたことをどこか恨んでいた。
しかし、確か、30を過ぎた頃、ある夜、夢を見て、自分が生まれたくて、敢えて、喧嘩ばかりの両親の子としてこの世界に来たことを直観した。
「生まれてしまった」それはその人の素直な感慨だから、別に文句を言うつもりはない。
だが、真に感謝しているなら、生きていることは勿論、生まれて来たことにも感謝してる方が素敵ではないだろうか。
感謝は自然に湧いてくるもの故、「感謝しろ」とか「感謝しなければいけない」と言うのは明らかな転倒だ。
そして、多分、死ぬことにも感謝できると想うのだ。
幾ら、悲しいことでも。
死ぬ時、感謝できる、そんな生を送って終えたい。
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