高速バスのすすめ
そろそろ学校が始まるので一人暮らしを再開する。実家と自宅は新幹線で約2時間、高速バスで約6時間の距離がある。これまで高速バスで実家を行き来したこともあったが、基本的に新幹線で往来していた。
今日は高速バスで移動した。ただ夜行バスは無理なので、昼行便で戻ることにした。理由は単純明快で安さである。セール中であったことも相まって今日の価格は並外れて安かった。
そして今日新たなことに気づいた。
高速バスでの移動は実家の気分をリセットするために最適な移動手段であるということだ。新幹線では所要時間が約2時間。一眠りしたり、読書、動画を見ているとすぐに到着してしまう。そして、都会との違いに呆気を取られ、気持ちが追いつかない。その反面、高速バスでは所要時間は3倍の約6時間。ビル群から田園風景への移り変わりをゆっくり感じることができる。途中の雪の残る山脈や田んぼ、畑を眺めながら徐々に新たな日々が始まることを実感する。人間関係、生活習慣など多くのことが変わる心の準備をすることができる。
これは多忙な社会人にはできないことかもしれない。時間がある大学生だからこそ是非ともおすすめしたい移動手段である。