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初の単独開催による、ブランディングセミナーの準備と実施についてまとめました

先日、4月27日[水] に自社として初となるブランディングセミナーをオンライン限定で開催しました。

ここでは具体的な内容には触れませんが、セミナー自体を実施してわかったことや感じたこと、次回に活かせることなどを備忘録も兼ねて記していきます。

準備1(ターゲットと開催日時の選定)

最初に「4月末にオンラインセミナーをやる」ということを決めてから具体的な日取りを考えました。

他の方からは「月末はみんなGW前でバタついてるから、GW明けがいい」などの意見もいただきましたが、私としてはそれだと5月のスタートが気持ちよく切ることができないと感じ、GW前にやろうと踏み切りました。

まず今回のセミナーを聞いていただく方の属性として、一定の役職を持った責任者クラス以上の方をターゲットと据えました。

企画段階でまとめたイベントの概要図(一部)

そこから逆算し、そういった方々の具体的な属性を分析しました。
役職、年齢、家族構成、ワークスタイル、事業規模、想定される課題認識、などなど。

そしてそれらを、過去に開催されたイベントなどを参考に日時などを割り出した結果、休みの日や夕方以降よりは平日日中のほうがいい、という結果を得ました。
曜日に関しても、月・金は全体的にイベントの参加率も良くはなく、イベント開催そのものも全体数と比べると少なかったです。
その結果、火・水・木で候補日を出し、最終的にGW直前で比較的参加がしやすいであろう4/27[水] 12:00〜 に決定しました。

ただし、近々まったく同じパッケージで平日日中以外でも開催しようと考えてます。
上であげた内容は、あくまでデータから割り出した推測に過ぎないので、実際にやってみた結果と照らし合わせるべきと考えるためです。

準備2(セミナーの内容と打ち出し方)

セミナーの内容については、「なんとなくこういうことはやろう」というのは決めていましたが、具体的な内容については正直そこまで細かくは考えていませんでした。

タイトルだけ考え「中身はイベント当日までに固めよう」という感じで進めていましたが、結果的にそれは痛い目を見ることにもなりました。笑

まずタイトルは「ブランディング」を必ず入れようというのは決めていました。
やはりタイトルによる訴求というのは、どの時代においても大事な要素だということと、ここ数年のトレンドワードでもあるため、必然的にニーズも高まってきており、注目度はある程度予想ができていたためです。

問題が、具体的にどういった訴求による「ブランディング」にするか、ということ。

ここで元々想定していたターゲットについておさらいすると、今回責任者クラス以上の役職の方をメインターゲットとしているため、その方たちがブランディングに対して何を求めているかを考えてみました。

一部、知り合いからのヒアリング情報なども参考にした結果、「社内でブランディングを実践してみたい」というニーズが高いということがわかったため、「今日から使える」や「実践」というキーワードを盛り込むことにしました。

ただ、今思うと、少しキャッチーさを意識しすぎたかなと反省してます。
もう少し具体的な効果までが見えるタイトルにすべきだったかなと。

タイトルが決まったので、イベントページに載せる内容とサムネイルを作成します。
これらは既に公開されているイベントページをいろいろ参考にさせてもらい、作成しました。

まず、その他のいろんなイベントページに載っている情報を構造で分解し、どういった構成になっているかをまとめました。
ただ無作為にいろんなページを見るのではなく、ある程度集客ができている、あるいはセミナーの実施頻度が高い会社などを選出し、さらに今回のターゲットになるべく近いイベント内容を参考にしました。
それによりイベントページの構成自体はあまり時間をかけることなく、すんなり作ることができました。

イベント準備に使用した社内用のイベント詳細テンプレ(一部)

サムネイルも同様に行いましたが、正直イベント系のサムネイルはどれも似たり寄ったりな構成でした。

メインで訴求したいタイトルがあり、
実施日時があり、
登壇者の情報(顔写真含む)があり、
イベントの雰囲気や、コーポレートカラーに合わせたカラーリング

ざっとまとめるとこんな感じの構成でしたので、今回のイベントに関してもそこまで逸脱しないサムネイル画像として仕上げました。

唯一気にしたのは情報過多になりすぎないことくらいです。
サムネイル画像なんて、決してじっくり見るものではないので、どれだけ初見の数秒で大事な要素を伝えることができるかは留意しました。

実際のサムネイル画像(Adobe XDで作成)

ここまでできれば、とりあえずイベント告知ができます。

ちなみに「イベントをやるぞ」と決めてから、ここまでの準備を1日半ほどで終えました。
思い立ったら即行動もそうですが、実施日まで2週間を切っていたので、すぐに公開して集客に踏み切りたかったため急ぎました。

集客

最初に、実際にイベントに参加してほしい人の目標数を決めました。
ここに関しては、まったく規模感などもわからなかったので、完全に希望値でしたが、最低でも10人に来てほしいなと思いました。

そこから本来なら、着座数(実際に参加した人数)を10人とするのであれば、着座数と着座率から逆算して集客数を出すんですが、着座率もはっきりとしたデータがあるわけではなかったので、これも希望値として少なめに50%計算で集客数を設計しました。

つまり、最低10人の方にイベントに参加してほしいということは、最低でも20人の方にイベント参加のエントリーをしてもらわないといけないということになります。

もっと細かい話をするならば、20人にエントリーをしてほしいとなると、さらにそれ以上の方にリーチする必要があるのですが、今回規模もそこまで大きくないため、リーチ数からの計算は行いませんでした。

集客時期

イベントの内容にもよりますが、これまで実施してきたイベント系によると、イベント開始の2〜3週間前からリリース・告知をしていくほうが良さそうというのが、これまでのデータに基づいた私なりの見解でした。

そのため、この時点で既に2週間前を切っていたので、イベントページができてからすぐにリリースし、告知しました。

具体的な告知の方法ですが、私の個人のTwitterとFacebookで行いました。

正直、Facebookは最初は選択肢に入っていませんでした。
理由としては、元々想定していたターゲットではない属性の方が割合として多かったためです。
ですが、初めてのイベントということもあり、会社としての認知を上げるためにも知ってもらいたかったため、Facebookでも募集しました。

また、私自身のコーチングを行ってくれている方の助言により、数人に直接DMなどで案内も行いました。
DMで案内を直接した方の参加率はすごく高かったです。断りづらい、という側面もあるとは思いますが。。。笑

実際にリアルでお会いした方にも積極的に声掛けをしました。
仕事場に併設されているawabar(立ち飲み屋)でも、はじめましての方に対してイベント参加を促すなど、今思うとかなりガツガツした集客方法を行っていました。

ちなみに今回、広告は一切使いませんでした。
理由として、以前の集客の仕事で、広告を使った集客を行っていた時期もあったんですが、広告運用だけで専用のオペレーションが必要になるほど大変な作業であるということと、何より初期の段階から広告ブーストしてしまうと、今後もずっと広告に頼った集客になってしまうためです。

SNSによる告知に関しては、2〜3日に1回の頻度で定期的に案内していました。
イベント当日までの残り日数や訴求内容も少しずつ変化させることで、どの時間帯にどういった訴求だとどういった反応が出るか、など細かく分析していました。
あとは積極的に拡散協力していただいた方々のおかげもあり、結果的に23名の方のエントリーを確保することに成功しました。

スライド資料

後回しにしてしまったセミナーコンテンツです。
結論から言うと、事前の内容確認やリハーサルを行うことができず、十分に伝えたいことを伝えられるような内容にすることはできませんでした。

ただ自分で自分を擁護するわけではないですが、内容そのものは決して悪くはないという自負はありました。
私なりの敗因は、盛り込みすぎて時間が足りなかったというだけです。笑

実際のセミナーで使用したスライド資料

ここで得られた学びとして、訴求したイベントタイトルに紐付いたセミナー内容のみを簡潔に伝えることだけに専念すべきだったと思いました。
要するにもっとコンパクトにすべきと。

よかれと思って余計な情報を付け足していった結果、蛇足に終わってしまったということでした。

元々のタイムスケジュールとして、実際のセミナー内容に費やす時間を45分と定めていたのですが、スライド枚数が43枚となり、1枚あたり約1分でこなさないといけない計算になってしまっていました。笑

また、「全部をしっかり伝えないと!」という思いが強すぎて、セミナー中は、1ページも飛ばすことなく、すべて紹介したのも良くなかったと思います。

今冷静に考えると、時間配分が計画通りにいかないと思った時点で、飛ばせそうなスライドは飛ばすべきでした。
後述しますが、セミナー中はなかなかメンタルを削られるような状況だったので、その冷静さを欠く結果となってしまいました。笑

セミナー本番

着座結果は、MAXで15名が着座という結果に落ち着きまして、無事に目標達成となりました。

そして肝心のセミナー本番ですが、細かい内容や流れまでは割愛しますが、ウェビナー特有の状況に終始やられた1時間となっていました。笑

どういうことかというと、zoomによるオンラインのみでの実施だったため、私以外の方は、マイクオフ・カメラオフという状況で挑むことになったのですが、1時間ずっとその状態で、どなたの反応も一切見れない状況のまま、ひたすら喋り続けるという苦行を強いられました

ただこれに関しては、どちらかというと私たち実施側の問題であり、セミナーに参加してくれた方々には大した影響はない、というよりも、カメラオフのほうが参加しやすい、といった一面もあると思っています。

とはいえ、皆さんの反応があるかないかで、セミナーの内容自体に緩急をつけることができるので、結論としては反応は見れるにこしたことないと思っています。

実際のセミナーの様子を撮影した一場面

セミナーを終えて

準備から集客、そしてセミナーの内容など、あらゆる点で学びと反省があり、実施して本当によかったなと思っています。

セミナー後のアンケートなども満足度は割と高く、内容自体も決して悪いものではなかったという感触も得ることができました。

次回以降に活かすべく、すぐに社内でミーティングを実施し、KPTとしてまとめました。
このKPTシートの記入は本当によいです。
しっかり次に繋げるための振り返りができるので、セミナーに限らず、その他のイベントやプロジェクトをやった直後はKPTシートを記入することを強く推奨します。

実際のKPTシート。セミナー実施の翌日までにまとめてレビューを行った。

今後も、ウェビナーの精度を高める取り組みを行い、またこういった形でフィードバックに繋げていきたいと思っております。

最後に宣伝ですが、5月6月もオンライン・オフラインと、それぞれで企業ブランディングに関するセミナーを実施する予定ですので、興味がある方は奮ってご参加ください。(オフラインは福岡での開催です)

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