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”考える”ってどういうこと?~その①~

考えて、考えて、疲れるってこと、ありませんか?
また、考えたいけど、うまく考えられないことはありませんか?


どうも不整脈Pです。今回初投稿になるわけで、何を投稿しようか考えましたが、”考える”とはどういうことか、野矢茂樹さんの著書『はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内』を参考に、自分の経験も踏まえて解説したいと思います。

私は昔、付き合っている彼女と別れ話になったとき、彼女とやり直す方法はないのか、それだけで24時間何日も頭がいっぱいになったことがありました。何をするにも、彼女のことが頭から離れず、思い出してしまう。何日も続いて、うんざりしたとき、この本に出合いました。

自分は今何を考えて、苦しんでいるのか

私は恋愛の話になってしまいましたが…
きっと皆さん、考えても考えても答えがでないことってありますよね

この記事を読んで、少しでもそのヒントが見つかれば幸いです。


【目次】

その① ”考える”とはどういうこと?(本日の内容)
その② 考えるための”問いのかたち”
その③ 頭のそとで”考える”
その④ 自分の頭で考える?


1.”考える”とはどういうこと?

子供に「考えるってどういうこと?」って聞かれたら、なんて答える?

「今きみが頭の中で思っている、まさにそれが考えるってことさ!」
ん~、しっくりこない
「りんごはなんで赤いと思う?今まさに、頭のなかできみは考えているのだよ」
まあ、理解できる

考えるていると考えていないの違いはなんだろう

例えば、お風呂にぷかーっと浸かっているとき、
「いい湯だな~」 
これは考えていない状態。
「今日もいい湯だな~、だけどなんだか今日は熱く感じるな。歩いて帰ってきたけど、今日は寒いわ風が強いわで、体が冷えたからかな?」
これは考えているといえるだろう。

これは一つの例だが、考えるっていうのは、”感じる”ことから始まるんだ。
感じた先に、新たな意味や新たな関係を求めることが、考えるってことなんだ。

「24時間、彼女のことが頭から離れない」といっても、
仕事をしているときも、トイレに行くときも、ごはんを食べているときも、24時間ずっと考えている、なんてありえない。

だけど、別れたくないという気持ちが、”感じる”ことを敏感にさせてたのではないか、と、この本を読んでわかった。


                                  独りんご 不整脈P


このりんごの絵をみて、あんたはなにを感じたか?

普通の人であれば何も感じないだろう(なんの特徴もないりんごの絵である)
絵に興味がある人は、
「これはそもそも何で書いたんだろう?背景のタッチは水彩画じゃないし、デジタル絵?」
とか、思うかもしれない。

”感じる”ことで”問題”が生まれる

感じたことで生まれる問題のために、頭で考える。
しかし、ただ感じただけでは問題は生まれない。

無知や無秩序からは問題は生じないのだ。

「考える」っていうのは、

頭の中で「思考」という作業をしているわけじゃない。問題を抱えて、問いかけて、うまく答えがでないでいる。たとえそれで同じことをくりかえしたり、頭の中が真っ白になっていたりしたとしても、「考えている」。

はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内 p.26

あなたは今何を考えているだろうか
自分の抱える「問題」について、今まさに考えているのではないか。

特に考えていないという方は、自分の興味があることについて、まずは情報をインプットすることから始めよう。その先には、”感じる”ことに敏感になり、”問題”が浮かびあがってくるのではないか。

僕はいろんなことに興味・関心がある。
だから、何をしてても、何かと結びつけて考えているような気がする。

なにも考えずにぼけーっとしたいと思って、夜空を眺めても、
「オリオン座は見えにくいな~(グーグル検索・・・その季節は見えにくいらしい)、あの星たち輝いているけど、(グーグル検索・・・)あれはカシオペア座っていうんだ。」
ってなる。

”考える”ことが嫌だな~って思うときもある。
だから、”考える”ことに上手になりたい。


自分の恋愛の話をして大変恐縮でしたが、”考える”ことについて、少しでも理解していただけたでしょうか?

次回は、上手に”考える”ための、「問い」のかたちについて解説しようと思います!

ではまた~


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