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【ALSとともに歩む】(初診~361日)遺伝子治療の最新状況を把握してみた。

自治医科大学市民公開講座「遺伝子治療って何?~薬の新しいカタチ」
(会場:ライトキューブ宇都宮小会議室101・102)※ウェビナー配信あり。
(日時:10/5(土)14:30-17:00)
(※入場無料)
をウェビナー受講したので、情報共有します。

https://www.jichi.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2024/09/8e6e46b1f1ca0ad807f81c8061b47f76.pdf

自治医大は、孤発性ALSに対する遺伝子治療にチャレンジされている医療機関です。

時間があまりとれなかったので、
『パーキンソン病・ALSの遺伝子治療』
〔御講演:村松慎一先生(自治医科大学神経遺伝子治療)〕
のみの聴講としました。

自分なりに得られた知見

自分なりに得られた知見を箇条書きにしてあげます。

  • 孤発性ALSの発症は、運動神経細胞の中にある酵素(ADAR2)の減少などに伴い、細胞死が引き起こされることが一因との見解

  • 自治医大では、上記の解消を目的とした遺伝子治療治験を実施中(詳細は下記)

  • 治験の対象者は、発症2年以内。

  • この治療でも、病状の改善はなく、あくまで抑制。

孤発性ALSに対する遺伝子治療治験の詳細

自治医大で実施中の孤発性ALSに対する治験のイメージは以下の通りです。

  1. ADAR2を作る遺伝子を組み込んだ非病原性ウイルスをカテーテルで注入

  2. 脊髄周辺に投与

  3. ADAR2を補うことで運動神経細胞死を食い止め、症状進行の抑制につなげる

〔引用〕下野新聞デジタルニュース(2023年7月12日付)https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/762471



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