消化器内視鏡技師試験対策15:消化器の解剖生理と臨床9(生検と服薬)
生検と服用薬剤(服薬)の関係で問題となることは抗血栓療法を施行している症例である。抗血栓療法を継続したまま生検を行うと持続出血の懸念があるため。しかし中断すると血栓塞栓症の危険が高まる。消化器内視鏡ガイドラインではその対応項目がある。アスピリン、バルナジン、ワーファリンおよびその他の抗血小板薬に関しては、原疾患と手技の危険度によって休薬と再開の基準を示している。
抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン
日本消化器内視鏡学会雑誌、Vol. 54( 7), Jul.