レックス・ジレット選手(パラ陸上・ロングジャンプ)の紹介
今年1月に発表して以来、共に活動をしているのアスリートの皆さん、以前に、國米櫻選手の紹介、ケイティ・レデッキー選手の紹介をしましたので、今回は、レックス・ジレット選手を紹介したいと思います。
レックス・ジレット選手は、パラ陸上で活躍する視覚障がいを持つアスリートで、ロングジャンプで世界記録を樹立したトップアスリートです。
パラリンピックでは、アテネ2004、北京2008、ロンドン2012、リオ2016で4つの銀メダルを獲得の35才。現在は、東京パラリンピックを目指して練習に励んでいます。
そこで皆さんにも、東京パラリンピックでのレックスの活躍を応援してもらいたいと思い、まずは、パラリンピック競技のクラス分けについて説明します。
パラリンピックのクラス分け
聞いたことがある方もいると思いますが、パラリンピックなどの障がい者スポーツには、クラス分けがあります。
障がいには、腕や脚などの身体、または視覚や知的発達など、障がいのある部位や種類はさまざまあり、また、同じ障がいでも、その程度も異なります。
クラス分けは、個々の障がいが競技に及ぼす影響をできるだけ小さくし、平等に競い合うために必要な制度です。
簡単に説明しますと、
左の文字: 競技種類 Tがトラック競技, Fがフィールド競技
真ん中数字: 障がいの種類 1は視覚障がい
右の数字: 障がいの程度 基本的に数字が小さいほど障がいの程度は重たくなる
よって、レックスの出場するクラスは、T11とF11なので、
T11はトラック競技で重度が高い視覚の障がいクラスF11はフィールド競技で重度が高い視覚の障がいクラス
ということになります。
レックスはモチベーションナルスピーカー
彼のマントラ(言い換えれば、モットーに近いかな?)は、
NO NEED FOR SIGHT WHEN YOU HAVE A VISION
日本語に訳すと、「ビジョンがあれば視える必要はない」でしょうか。
そんな思いを色んな場で届けられています。例えば、「クラスルームチャンピオン」を通じて、未熟な学校の子供たちにライフスキルについて指導や、レックスが育ったノースカロライナ州のブラインドリハビリテーションセンターを支援しています。
スピーチが非常に上手く、“The Age of Magic“というテーマで、TEDxSanDiego で登壇の経験もあるモチベーショナルスピーカーでもあります。
私たちもレックスのスピーチを聞き、レックスとともに若いビジネスパーソンにインスピレーションを与えることができたらと思い、是非、Team Panasonicの一員に、と声をかけさせていただいたのが始まりです。
レックスとパナソニックの取り組み
2020年1月 世界最大の技術見本市 CES2020のプレスカンファレンスでブランドアンバサダーとして4人のアスリートを発表しました。
ラスベガスの展示ブースにも足を運んでいただき、トークセッションや映像撮影、メディアインタビューなど精力的に行っていただきました。
CES後半の多くの時間をLexと共に行動をしました。控え室では、Beep Baseball(ビープ・ベースボール)について教えてくれました。
True Wireless Headphone を体験し、インタビュー映像を撮影する様子
その後、コロナの影響で、3月に予定していた撮影や、4月のオンサイトイベントが延期になったのだが、レックスは自ら、社員に向けて勇気を与えてくれるメッセージを送ってくれました。
現在は、レックスと話をして、私たちの7精神 / 7 Seven Principals ごとに、彼の思いを照らし合わせたメッセージを随時届けています。
最初に発信したのは、Adaptability
次に、Courtesy & Humility
3つ目、Untiring Effort for Improvement
今後も彼のメッセージを届けていくので楽しみにしていてください!
レックスとロサンゼルスオリンピック・パラリンピック
また、レックスは、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピック・パラリンピックのLA28エンブレムのクリエイターの一人としてLA28エンブレムをデザインしました。
レックスがデザインしたエンブレムがこちら
アスリートであり、モチベーショナルスピーカーであり、デザイナーである多彩なレックスの東京パラリンピックでの活躍を応援して頂ければ嬉しいです。
そして、レックスと共に、ケイティや櫻を応援して頂ければ更に嬉しく思います。
スポーツが大好きな次世代のために