ニュージーランド旅(オークランド→ロトルア→ネイピア)
2024年1月18日
無事朝6時にオークランド到着。
シティまではスカイドライブという片道18ドルのバスで向かう。30.40分でシティに到着。宿泊予定のスカイタワーホテルに直結していた。
フロントのスタッフはとてもみなとてもフレンドリー。時間は早かったが部屋が空き次第電話してくれるとのこと。
少しフロント前のソファでゆっくりして街を歩き回ることにした。スーパーや日本食料品店、お土産屋さん、港を見て回った。クイーンズストリートがメインストリートになり、人々で賑わっていた。
オークランドはかなり坂道が多い。少し移動するだけでもかなりの労力を要する。
夕方5時にPonsonbyというエリアであやちゃんと待ち合わせ。18年ぶりに長崎アクセントを聞いたが、変わらない彼女を見て安心した。彼女とは18年前に初めての海外生活であるオーストラリアのワーホリで知り合った。
今は二人のお子さんがいて、こちらにきて10年以上経つという。
アジア系のお店でディナーを取り、カフェでゆっくりする。話が途切れることなく、4時間が過ぎた。
また、どこかで再会できる日が待ち遠しい。
1月19日
朝、ジムで軽くトレーニングをして、カフェで朝食をとり、10時のバスでロトルアに向かう。
隣にはマオリの少年が座る。退屈そうで歌ったり、もじもじしたりしている。
2時過ぎにバスが到着。ヘイミッシュと約15年ぶりの再会。
バーでステーキを食べてから、湖のほとりにある家へと向かう。70年ほど前に彼のおじいちゃんが建てたバリデイハウスらしい。ティンバーにいた時にお会いしたヘイミッシュのお父さんリチャードとも再会。ビーディというビーグル犬を飼っている。
その後、ボートに乗って、温泉へと向かう。この地域は温泉が湧いている地域としても有名で、その温泉はボートでしか行けないらしい。
あいにくの天気ではあったが、温泉は快適だった。
ディナーはビーフとラムのステーキとクリームシチュー、ベイクドポテトをリチャードが作ってくれた。どれも美味しくて、お腹いっぱいになるまで、食べさせてくれた。
その後はティンバー時代の懐かしい話で盛り上がった。
1月20日
朝起きて朝食を取り、マウンテンバイクライディングへと向かう。リチャードとヘイミッシュと一緒にバイクを借りる。ギア付き電動自転車を借りた。雨の後で木が濡れているところでスリップして転倒したが、新鮮な空気の中を爽快に走り抜けるのが気持ちよかった。
その後、バーガーを食べて帰宅。
家にはお母さんのマージと妹のレベッカが来ていた。レベッカは2014年にティンバーでアシスタントをしていたそうだ。
LakeLotoitiで水上スキーに挑戦。ボートに引っ張られるのだがなかなか立ち上がるのが難しかった。そのあとBiscuitと呼ばれる浮き輪のようなものを使ったものにも挑戦。レベッカが丁寧に教えてくれた。
夜はステーキとサラダをご馳走してもらった。
1月21日
早朝から釣りに出かけるも、波が荒過ぎて断念。
その後にラフティングに出かける。壮大な自然の中をラバーボートで進んでいく。ハンガリー、ニュージーランド、オーストラリア、日本人と国籍豊かなメンバーで望んだ。この場所は世界的にも有名なラフティングの名所で水の量も多くスリル満点のラフティングを楽しむことができる。最初は少し怖かったが、少しずつ慣れていく。1番大きな滝でボートの中でホールディングのポーズをとり、頭を下げる。あっという間だったが、転覆せずに済んだ。その後に泳ぎながら滝に突っ込む場所があったのでヘイミッシュと一緒に飛び込んだ。水面に上がってくると水の流れで流されそうになったが、なんとかボートに辿り着いた。2時間あっという間の充実した時間を過ごすことができた。リチャードとマージも見に来てくれていた。
1月22日
朝、ブッシュウォークをする。このエリアは昔マオリの人々が池からボートを運んだエリアとして語り継がれている。また大きな木の下には穴が開いており、昔子供を連れた母親がここで敵から逃れたという逸話があり、願いの木と呼ばれている。
途中、ポッサムやフェレットを捕まえる罠を見かけた。彼らはニュージーランド固有種である鳥の卵や植物を食い荒らしてしまうらしい。生態系の乱れを防ぐために設置しているのだという。白人がやってきた時のマオリの歴史についてもいろいろ話してくれた。
その後、レイクハウスをあとにネピアへと向かう。
ヘイミッシュの家で、奥さんのウィンズディと2歳の娘スティービーと出会った。ウィンズディはとてもフレンドリーで、スティービーは裸で動き回っていた。笑顔が可愛いくとても癒された。チカという人懐っこい犬もいた。
その後、ヘイミッシュのオフィスで寝ることになった。庭には羊がいて、新しいお家も建築中ということだ。
1月23日
朝ご飯はカフェでビックブレックファーストを食べ、その後にヘイミッシュの弟アンディのファームへと向かう。彼は2つのファームを経営しているらしい。ヘイミッシュと見た目はそっくりだ。
一つ目のファームで足をトラックに乗せるところを見させてもらった。牛はマクドナルドの食材となるらしい。
アンディの家に立ち寄り、ファーム犬たちを連れてもう一つのファームへ移動。
二つ目のファームでは羊の毛を刈り取るところを見せてもらった。集められた毛はカーペットに使われるそうだ。
手慣れた手つきでシェイバーを使って剥いでいく。雨が多くなると、フンが毛に絡みつき、ハエがたかる。そして卵を産むことで蛆虫が増え、羊の肉をも食べてしまう。そのため刈り取った後、薬で蛆虫を取り除く必要があるらしい。貴重な現場を見せてもらえてとてもありがたい。
その後にヘイミッシュの建てたビーチハウスに到着。家の中は天井も高く広々としている。ビーチの目の前で波の音と鳥の囀りが聞こえる静かな場所だった。
ヘイミッシュはお腹の調子が悪く早めに寝た。ウミウシのパイがあたったのかもしれない。
1月24日
快適なビーチハウス2日目。
近くのリーフでロブスターを取ることに。トラクターにボートを繋ぎ、ビーチへと向かう。
まず水深2-30メートルの場所まで行き、針にイカと鰯をくっつけたものを海底まで落とす。1か2時間後にピックアップするそうだ。なかなかの揺れで早くもボートに酔ってしまった。
水深数メートルの落ち着いた場所に行き、素潜り開始。結構濁っていてあまりよく見えない。
ヘイミッシュは早速アバロニ(アワビ)をゲット、続いて数匹のロブスターをゲット。基本小さいものは取ってはいけないそうだ。
その後、水深4、5メートルのところに移動して、再びロブスターを取る。私は酔っていてボートの上で休憩。ヘイミッシュによればホライゾンを見ていればマシになるとのこと。とにかく呼吸を続けて、ヘイミッシュを待つ。
突然、大きな波に襲われる。正直転覆するかと思った。ヘイミッシュがロブスターを捕まえ、ボートに載せていく。
ヘイミッシュがボートに戻ってきてまもなく、突然巨大な波が押し寄せてくる。
"Hamish! Big waves are coming!"
"Oh, shit!! Hang on, Tak!!"
巨大な波と共に、ボートはひっくり返り、海に放り出された。
水面に散らばったフィンとリールを掴み、ボートに向かう。足には靴を履いているだけなので、なかなか前に進まない。近づいても波で戻されてしまう。
だんだんギアが重く感じてくる。
ヘイミッシュが私の持つギアを取りに来てくれ、泳いでボートに戻ることができた。
まさに死を覚悟したというか、さすがに無理かもと思う瞬間だった。ヘイミッシュがボートに引きずり上げてくれて助かった。
その後に、仕掛けの場所に戻り、ロープを引き上げる。私の船酔いはマックスだ。ウェット3つの締め付けにより、手が痺れてくる。ウェットスーツを脱ぐと一気に楽になった。
リールを巻いていくとkauwaiという魚4匹とGardnerというホウボウに似た魚を釣ることができた。
帰って一休みし、kauwaiとgardnerは刺身に、ロブスターとアバロニはバターとニンニクで焼いた。刺身は血抜きをしていなかったので、少し身が赤くなっていたがが、どれも美味しくて、やはり自分たちが釣ったという満足感からさらに美味しく感じた。
1月25日
朝7時に家を出てバス停へと向かう。
Inter City のバスでオークランドへと向かう。8時15分に出発し、5時50分に空港到着。予定より1時間遅れたが、余裕を持って辿り着けて良かった。Best Ugly Bagelでお腹を満たし、出発に備えた。
ニュージーランドの旅行は、ヘイミッシュが全てオーガナイズしてくれたお陰で充実した日々を過ごすことができた。彼の家族たちも優しく私を迎えてくれて本当に感謝している。数々のアドベンチャーを体験したが、やはり最終日のフィッシングが一番印象に残った。正直死ぬかもと考えた。冷静に助けてくれたヘイミッシュに感謝している。
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