閑話三昧 #2 ~水彩画の下絵作成①
定年後の八万時間の一部を「塗り絵」にあてている。
塗り絵サークル
前回おはなししたように、日常会話の不足を痛感しているので、「塗り絵サークル」なるものに加入している。
月2回で、月謝もリーズナブルである。
水彩が基本だが、色鉛筆、その他自由にアレンジしてよい。
講師(同い年、女性)も、画一的にならないことを推奨している。
講師も含めて男女7人、みな同年代で話があうのが何より楽しい。
私のような人間にはとてもありがたい。
課題は、講師が用意した下絵が、A3水彩紙に電子コピーで印刷されている。
ここで、水彩紙の厚さが肝心である。安物の画用紙のように薄いと水彩で波打ち、逆に厚いとコピー機をとおらない。
通常、近所のコピーサービスはコピー用紙以外はNGだが、教室の主催者が特別に水彩紙でのコピー機使用を許可してくれている。
自分で下絵をつくりたい!
講師が用意する課題は生徒のことも考えて、易しすぎず、難しすぎず、つまり無難なテーマに落ち着きやすい。
私はまだ、たいそうなことを言えるレベルではないが、ときにはひと味違うテーマで描きたいと思うことがある。
問題は下絵だ。私だってデッサン能力があれば、塗り絵サークルではなく、絵画サークルに入ったことであろう。
よく知られたやり方は、下絵の元となる画像をコピーした紙の裏面を鉛筆などで塗りつぶし、表面の絵の輪郭を赤ボールペンなどでなぞって下の水彩紙にうつす方法だ。
これはこれで、自然にデッサン能力の向上に役立つであろうが、高齢者になるほどつらくなる。やはり、コピー方式が望ましい。
AIの出番です
自宅でプリント出力する場合は、
・A4サイズでがまん。
・染料インクではなく顔料インク(黒)を使用。
・給紙方法は前方からではなく、後方からできること。
染料インクは水彩でにじんでしまい、
前方給紙では、送りローラーがすべって厚紙は給紙できない。
水彩紙の厚さは、1平方メートルあたりのグラム数であらわすことが多い。
家庭用のプリンターでは、200g/m^2 を超えると支障をきたすであろう。
ところが上記の3条件なら、要求を満たすプリンターがあるらしい。
現在使っているプリンターがこわれたら、試してみたい。
(追記 2024.10.26)私は結局、EPSONのPX-S505というプリンターを購入した。全色顔料インクで背面給紙タイプである。(下絵作成③参照)
下絵の問題にもどると、ここで高齢者の味方(と思いたい)AIの登場だ。
私はいま、Leonardo.AIという、ある程度まで無料の画像生成AIを勉強している。
もちろん、noteでも作品やノウハウを公開されている達人たちと肩をならべる必要はない。およその使用法がわかれば十分である。
Leonardo.AIで公開されている作品で気に入ったものがあれば、そのプロンプト(呪文、英語)をコピーし、必要あれば多少の変更を加え、自分が満足できる作品にすればよいのだ。
私は「塗り絵用」とした絵をみつけた。
画像生成AIにプロンプト入力した。
これがその作品である。私には手書きではとても無理だ。