ただいま、YOKOHAMA
横浜は、私が青春時代をすごした街である。
就職後は仕事で各地を転々としたが、なぜか横浜を心のふるさとのように感じていた。
勤務地が、東京から地方にかわり、そこで定年をむかえた。
そのころは単身になっていたので、定年後、住むなら実家にも近い横浜と決めていた。
定年後は、いろいろなところに行って写真の撮り歩きでもしようか、と漠然と考えていた。写真が趣味であったわけではない。出歩くきっかけにしようと思ったのだ。
カメラ売り場で、いろいろ手にとると、OLYMPUS STYLUS TG-3というカメラがとてもコンパクトで手になじむ。これならウェストポーチにも充分おさまる。しかも耐水性は抜群だ。(現在は、TG-7が最新とか。)
40年ぶりの横浜は、変わったところも、変わらないところもある。
変わらないのは「氷川丸」だ。私が子供時代に見た姿のままだ。
日本生まれのクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」。
2020年2月、乗客の中に新型コロナウィルス感染者が発見されたことから、悲劇のプリンセスになってしまった。
そして日本中が、いや世界中が悲劇にまきこまれ、それはまだ完全には終わっていない。
コロナ禍で、写真の撮り歩きも思うようには実現しなかった。
最近は自分の中で画像生成AIへと関心がうつっているが、こうして自分で撮った写真をふりかえると、シャッターを切ったときの情景もよみがえる。
私は、やはり「写真が好き」なのであろう。
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