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閑話三昧 #17 ~女戦士
アマゾネス
女性戦士ということで、すぐ思いつくのは伝説のアマゾーンないしアマゾネスではないだろうか。
アマゾネスとは、かつて南米アマゾン川奥地に存在した幻の部族のことである、と少年の私は想像していた。ところが、である。
神話上では軍神アレースとニュンペーのハルモニアーを祖とする部族で、当時のギリシア人にとっては北方の未開の地カウカソス、スキュティア、トラーキア北方などの黒海沿岸に住んでいた。
アマゾーンは黒海沿岸の他、アナトリア(小アジア)や北アフリカに住んでいた、実在した母系部族をギリシア人が誇張した姿と考えられている。
イラン系の遊牧民族スキタイでは女性の地位が高く女性も戦う訓練を積んでいた。しかし紀元前4世紀頃にドン川の東から到来したサルマタイに西方に追いやられたという。サルマタイにも女性の戦士がおり、ヒポクラテスによれば、処女のうちは戦士として馬に乗って弓や投げ槍で戦い、敵を3人討ち取ると結婚して家庭に入ったとされる。
出所はギリシャ神話であり、しかも舞台は黒海沿岸であるという。
スキタイとかサルマタイって、世界史の教科書にもあったような。
実在の部族
ここで「実在した母系部族をギリシア人が誇張した姿」とは。
こんな記事があった。
女系社会がどのように形成されるのか興味深いが、動物界でも象やイルカ、オオカミなど女系の集団は珍しくないらしい。
男性の立場としては、筋肉ムキムキ男よりは、美しくしなやかな女性が鋭い剣を振るうシーンのほうが力がはいるし、応援したくもなる。
スーパーマンがいれば、スーパーウーマンも見たくなる。
映画「ワンダーウーマン」などその現われではないだろうか。
ギリシャ神話を知っていれば、登場人物の名にも心あたりがある。
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