この記事は、大学入学試験共通テストに出題された問題の中から、私がもっと知りたいと思った項目をピックアップしたものです。従って受験技術的には全く役に立たないかも知れませんので念のため。(笑)
問題と解説はプロにゆだねます。
たとえば、ここを参照。
2024年の共通テスト 世界史Bから。
いやはや、世界史とは広汎な外国の、しかも古い出来事についての知識を問われるので、興味の焦点を絞りにくい。
私が受験生なら、正直、避けて通りたいところだ。(笑)
それでも、歴史をテーマとした映画やドラマ、アニメなどを見たとき、背景を調べておくのも良いかも知れない。
第2問にはアレクサンドロス大王、第4問にはコロンブスの関連問題が。
大遠征や大航海にはロマンがある。
何となく知ったつもりでいる事柄を少し掘り下げて調べるのも、世界史の勉強のモチベーションになるかも。
第4問(問5)
ポルトガル王室が最終的にはコロンブスを支援しなかった理由。
バルトロメウ=ディアスの喜望峰到達(1488)により、インド航路開拓のめどが立っていたから、という。
そもそも、バルトロメウ=ディアスとは何者?
一方、「東方見聞録」にある黄金の国ジパングに惹かれていたコロンブス(当時ポルトガル在住)は、自身の経験、天文学・地理の知識によって、西廻りでアジアに向かう計画に現実性を見出していた。
このような主張をもって、ポルトガル王に資金提供を求めた。
カン(その後ディアス)らの調査で、ポルトガル王には、東回り航路実現の見通しがあったためだろう。
コロンブスは、ポルトガルはあきらめてスペインに渡り、もともと興味を持っていたイサベル1世、フェルナンド2世を説き伏せて協力を得られた(1492)のは幸いであった。