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「仕事の奴隷」から脱却するために必要なマインド

フリーライターは完全出来高制の世界。成果が収入に直結するので、つい依頼された仕事を何も考えずに引き受けてしまうことがあります。

特に駆け出しの頃は「この先食べていけるのだろうか」という不安から、仕事でスケジュールをびっしり埋めて満足してしまう…。しかし、そのやり方ではいずれ限界を迎えます。

そもそも、土日もプライベートも犠牲にして働くことができるのは、体力的にもライフステージ的にも若いうちまで。結婚して家庭を持ったら、間違いなく家族から白い目で見られるでしょう。(そうじゃない家庭もあると思いますが…)

特にミレニアム世代は猛烈に働くだけの人を尊敬しません。前職の新卒社員たちは、仕事ができてスキルがある子でも一部の例外を除き、ほぼ毎日定時に帰ろうとしていました。

まさに「わたし、定時で帰ります」の世界です。ビジネスパーソンの多くは、家庭を持ち、地域社会に貢献し、趣味もあり、職場でスマートな対応ができる人を尊敬すると、昔ある研修で習いました。(ソースは自分の記憶)。

この価値観は偏っているし、もっと多様であっていいと思います。しかしいずれにせよ、僕のように猛烈に働いてきたおっさんは価値観をシフトしないと若い世代から「老害」と見なされるリスクが高いのです。(起業家、アーティストなどの例外は除く)

では、どうすれば「仕事の奴隷」から脱却できるのか。それは、可処分時間を無理やりにでもつくる勇気を持つことです。「食えなくなる」という不安に囚われていると、隙間時間を仕事で次々と埋めていくことになります。

しかし、そこはグッとこらえて、まずは自分のやりたいことを先に予定に入れてしまう。「旅行する」「読書をする」「noteを書く」「家族や友人とご飯を食べる」でも、なんでもいいと思います。

あの世界的ベストセラー『7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)』にはこんな問いかけがあります。

質問1:現在はしていないが、もし日頃から行って入れば、あなたの私生活に大きくポジティブな結果をもたらすと思うことを一つ挙げるとしたら、それは何だろうか?
質問2:同様に、あなたの仕事や専門分野で、ポジティブな結果をもたらすと思うことを一つ上げるとしたら、それは何だろうか?

僕は海賊王になりたいわけでもなければ、大金持ちになりたいわけでもありません。ただ家族と健やかに過ごせれば、それで満足です。

しかし、そんなささやかな未来でさえも、今この瞬間の過ごし方やマインドを変えなければ実現することは難しい。「人生の優先順位は何か」改めて内省する、そんな今日この頃です。

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