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多治見市立北稜中でいじめ予防授業を行いました

令和2年12月17日、多治見市立北稜中学校にて、私も所属する岐阜県弁護士会子どもの人権センターが、「いじめ防止授業」を行いました。

1年生5クラスを対象に、私も含めた5人の弁護士が各クラスに分かれて教室で「いじめ」について授業をする形式です。

子どもの人権センターの高橋先生にご準備いただいた指導案をもとに授業をする形で、架空の事例をもとに、皆さんに、「いじめ」について考えてもらい、

法律上、相手が心身の苦痛を感じることが「いじめ」であるということ

「いじめ」は一人ひとりの幸せになりたいという権利や思いを傷つけるものであること

を話しました。

授業の中盤では、辛い思いがどんどんたまっていく「心のコップ」を例に挙げて、コップの水がいっぱいになった状態の人に傷つくような言葉をかけるとどうなるかについても考えてもらいました。

最後にはコップの水が溢れてしまい、重大な結果になってしまうかもしれない。しかも、他の人の「心のコップ」がどういう状態になっているかは見えない。そうだとすれば、どのように過ごしていく必要があるのか。中学生なりの意見や考えを聞くことができました。

また、いじめでは、いじめる子、いじめる子のほかに、周りでいじめを見ている子がおり、多くの人は、いじめる子・いじめられる子ではなく、周りでいじめを見ている子となることの方が多いでしょう。

まわりでいじめを見ている人たちがどのような行動をすれば今起きている「いじめ」が解消され、「いじめ」は減ってゆくのかについても考えてもらいました。

今年は、子どもの人権に関する活動を積極的に行っており、児童虐待問題に加え、東濃地方の複数の高校のいじめ防止等対策検討会議の委員を務めるなどいじめ問題にも取り組んでいます。

先日、児童虐待や子どもの人権について講演する機会もありました。

こうした公益活動を、来年も引き続き精力的に行っていきたいと考えております。

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