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(高校含めた)確率の問題の解き方のレベル


中学校では、指導要領で念頭に置いている方法は

❶(分母)全部の場合を図表で列挙→(分子)条件に合うかどうかチェックして求める

というものである。これを【レベル1】とすると、中上位のレベルにある子たち(図表列挙がまどろっこしいと感じる層)に求められる確率の求め方は、

❷(分母)全部の場合を図表で列挙→(分子)条件に合う場合を独自列挙
❸(分母)全部の場合を計算で求める→(分子)条件に合う場合を独自列挙
❹(分母)全部の場合を計算で求める→(分子)条件に合う場合を計算で求める

といったあたりであろう。これらのレベルを念頭に置いて、それぞれの解き方レベルを示した上で解答までの解説をつくっていこうと思う。
 いずれにしても、ラプラスの公式を使う確率は、分子と分母を同じ基準でカウントする、という大原則を守らなければならない。

なお、別のところでも触れたが、

⑤(確率は割合と考えられるので、割合どうしのかけ算のように)割合どうしのかけ算で求める

という方法は、やはり中学段階で扱うのは試行の独立性がチェックされていないと危なっかしいので、採用しない方がいいと思う。

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