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大学入試センター試験 2016 本試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

 中学生がやってやれないこともない、力業で解けます、というレベルの問題として採録します。

 赤球4個,青球3個,白球5個,合計12個の球がある。これら12個の球を袋の中に入れ,この袋からAさんがまず1個取り出し,その球をもとに戻さずに続いてBさんが1個取り出す。
(1)AさんとBさんが取り出した2個の球のなかに,赤球か青球が少なくとも1個含まれている確率は[  ]である。
(2)Aさんが赤球を取り出し,かつBさんが白球を取り出す確率は[  ]である。(後略)

大学入試センター試験 2016 本試 数学IA 【3】(1)および(2)一部

分類:14 取り出して、戻さずもう1回
28 少なくとも1つ起こる確率

表をかくにはちょっと厳しい・・・

 全部で12個の球なので、表をかくのはちょっと厳しいですが、それでも頑張ってみましょう。(←って、記事書く方はパソコンで表を作るので、受験生向けではないですけど)取り出して戻さずもう1回なので、P型の表です。

 全部の場合は、頑張って数える(数えない)と12×11通り。

 (1)は、まずは「少なくとも1」の問題ですので、「赤球か青球が少なくとも1個含まれている」じゃない方を考えます。「赤球か青球が1個も含まれない」ということは「2個とも白球」ということですので、✓をつけて数えると20通りです。

 求めるのは「じゃない方」の確率ですので、求める確率は

$${1-\dfrac{20}{12×11}=1-\dfrac{5}{3×11}=1-\dfrac{5}{33}=\bm{\dfrac{28}{33}}}$$

 (2)も当てはまるところに〇印をかくと、全部で20通りですから、求める確率は$${\dfrac{20}{12×11}=\dfrac{5}{3×11}=\dfrac{5}{33}}$$。

 分母さえ、頑張って数えられれば(というか、横に11個×縦に12個、という発想ができれば)、何とかなりそうです。

(1)$${\bm{\dfrac{28}{33}}}$$ (2) $${\bm{\dfrac{5}{33}}}$$ (配点2点)


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