星の王子さま
この物語に久方ぶりに触れた。YouTube動画で朗読している方がいて、たまたま動画を観る機会があり、何の気無しに聴いていたら日を追うごとにこの作品に心が奪われていった。読めば読むほど心に突き刺さるものがある。
あの図々しい星の住人たちこそが僕だと自覚させられた。いつの間に?極論を言ってしまえば生まれてこの方僕は彼らの星の住人であった。そして自分の星から出て行こうとさえしなかった。どこまでも欲張りで踏み出す勇気のない男。
星の王子さま自身も星の住人のうちの1人に過ぎないとも言える。しかし彼は自らの意思で星を去っていった。そして愚直に彼は求めた。そして彼は自分自身の過ちを知ったのだった。
その過ちを知り、彼は愛を知った、そしてもう一度バラを愛し、バラを求めた。バラこそが彼にとってかけがえのない存在だとハッキリと認識した。
しかし彼は帰らなかった、帰れなかった。だから帰るために彼は最後まで愛に生きた。
愛を知る人は強い。愛を知る人は尊い。
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