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TRPG制作日記(175) 基本ルール9

現在制作中の『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは収集と対戦をテーマにしたゲームです。収集と対戦をテーマにしているため、このゲームは探索と対戦という二つのプレイに分かれています。

探索プレイにおいては、プレイヤーは物語世界を探索しながらアマテラスワールドで暮らす妖怪たちと交流して、対戦で使用するアマテラスカードを集めていきます。

いっぽう、対戦プレイでは集めたカード六枚をデッキにして、アマテラスカードゲームの対戦を行います。そして、アマテラスカードゲームでは独自のルールが存在します。

今日はアマテラスカードゲームのルールを整理していきます。


制作していた試作ルールにおいて、対戦プレイ、アマテラスカードゲームに関係するルールは一つだけです。

試作ルール『

■ルール14 アマテラスカードによる対戦を【アマテラスカードゲーム】と言う。プレイヤーは案内役が「対戦を開始します」と宣言したら、通常プレイを中断してアマテラスカードゲームのルールに従い【対戦】を開始しなくてはならない。ゲームマスターは独自の判断でアマテラスカードゲームのルールを変えることはできず、案内役を通してしか対戦に干渉できない。案内役が「対戦を終了します」と宣言したら対戦を終了して通常プレイに戻る。対戦中もロールプレイは行う。アマテラスカードゲームのような通常プレイ以外のプレイを【特殊プレイ】と言う。

』試作ルール

具体的な内容には触れずに、そのようなプレイがあることだけをルールとして制定しました。

理由は二つあり、一つ目はもともとこのTRPGにおいてはカードゲーム部分はそれほど重視していなかったためです。そのため、ルールブックに細かい記述を入れて基本ルールから外しました。

ゲームマスターがそのたびにルールを説明するか、あるいは興味があるプレイヤーだけがルールブックを読んでくれたらよいと考えていました。基本的には六面ダイスを振って、カードを場に出して戦闘を行うだけなのでルールを知らない人でも対戦できます。

また、二つ目はアマテラスカードゲームのルールを細かく書くことで基本ルールが煩雑になることを嫌いました。

それなりに複雑なので、ルールを列挙すると基本ルールの分量が増えます。


しかし、今はカードゲームを以前よりは重視しています。そのためルールも基本ルールに記入しておこうと考えています。


それではルール18以降をアマテラスカードゲームのルールとして、以下のように記述したいと思います。

基本ルール『

■ルール18(カード) 対戦はアマテラスカードを使用する。アマテラスカードにはカード名、攻撃力、効果の三つの情報がある。カード名に同じ単語を含むカードは同じ種族である。攻撃力は0以下になることはなく、効果はアマテラスカードゲームのルールより優先して処理される。プレイ中に入手したカードは他のカードプレイヤーに貸すことができ、初期デッキのカードは貸すことはできない。

■ルール19(デッキ) プレイヤーはデッキに登録されているカードを自分が担当するカードプレイヤーが所有しているアマテラスカードと入れ換えることができる。デッキ構築は探索プレイ中に他のプレイヤーと相談しながら何度も行うことができる。一つのデッキには同じカード名のカードは一枚までしか登録できない。

■ルール20(対戦プレイ) ゲームマスターが「対戦を始めます」と宣言すると対戦プレイが開始される。対戦が始まる前に対戦者と対戦者が使用するデッキは決めておく。対戦は複数回のゲームで行われ、勝利条件はゲームマスターが事前に指定する。対戦者は複数のチームに分かれて対戦し、どのチームが対戦に勝利するのかを競う。対戦にはカードプレイヤーだけでなく案内役やNPCも参加できる。

■ルール21(対戦プレイ) ゲームが始まると、六面ダイスを二回振り合計値が大きい順に先行になる(順番が決まるまで行う)。ゲームはターン制を守りながらチームが順番にプレイする。攻撃を受けた対戦者は退場して、対戦者がいなくなったチームは退場する。自分チーム以外のすべてのチームが退場したチームがゲームを制する。特定のチームが勝利条件を満たすまでゲームを続ける。

』基本ルール


今日はアマテラスカードのルール、デッキ構築のルール、そして対戦に関係するルールを記述しました。

種族に関するルールは迷いましたが、入れることにしました。効果テキストに「狐火」族を破壊する、のような記述があるときにプレイヤーが判断できなくなると困りますので。

また、複数のチーム戦を想定してルールを一般化しています。

次回は、ターンに関係するルールを記述しようと思います。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』はあらゆる人々が未来について考えることができる環境を提供する。科学、文学、歴史の物語を結びつけることでそれを実現することを理念にしています。

今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。気に入っていただけましたらスキをお願いします。

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