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TRPG制作日記(181) 基本ルール14

私たちがゲームをするときに、たいていの場合は意識することは二つに別けることができます。何を目的にするのか。そして、何を守りながらプレイするのかです。

たとえば、新クトゥルフ神話TRPGというホラーTRPGの場合は、怪異が支配する領域からの離脱が目的です。しかし、それだけではなく、プレイヤーは自分が操作するキャタクターが正気度を失わないように注意を払わなくてはなりません。

また、ダンジョンズ&ドラゴンズという異世界冒険TRPGに関してはお宝を手に入れることが目的であっても、モンスターが妨害によりキャタクターが死亡する場合があります。そのため、プレイヤーはキャラクターの死を回避しながらキャタクターを強くしなくてはなりません。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGにおいて、この維持しておくべきパラメーターは「自己肯定感」です。

このんすうTRPGは自己肯定感を喪失しないように、そして自己肯定感をなるべく高めるように行動することが奨励されています。

そして、プレイ終了時には、この自己肯定感に達成されたキャタクター目的の点数を加えることで成績となります。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは探索と対戦をテーマにしたゲームであり、前回までに探索プレイと対戦プレイ、そして特殊プレイについてのルールの整理が終わりました。

今日は、プレイ終了の処理について整理します。


以前に制作しておいた、試作ルールではプレイ終了に関係するルールは以下のようになっていました。

試作ルール『

■ルール16 案内役が「プレイを終了します」と宣言すると、どのような状況であれプレイは終了する。プレイが終了すると、ロールプレイは解除されて案内役とカードプレイヤーを演じる必要はなくなる。

■ルール17 シナリオ攻略が終了するかゲームマスターの判断によりプレイが終了された場合は、達成されたキャラクター目的の点数を自己肯定感に加えて成績とする(【成績集計】)。これ以降はキャラクターシートの非公開情報の公開が許される(ゲームマスターの判断で成績集計を行わないこともできる)。成績集計が終わると結果を発表して、雑談の後に解散する。

』試作ルール


以下のように書き直しましょう。

■ルール28(プレイ終了) シナリオ目的が達成されると、ゲームマスターはプレイ状況に合わせてエンディングを選択して語りプレイを終了する。プレイが終了すると、プレイヤーは自分が担当するカードプレイヤーの自己肯定感に達成されたキャタクター目的の合計を加えて成績集計を行う。成績集計が終わると結果を発表して、雑談の後に解散する。

■ルール29(注意点) ゲームマスターがプレイ終了を宣言すると、シナリオ目的が達成されていなくてもプレイは終了する。また、成績集計が終了したらキャタクターシートⅡの公開が許される。プレイは物語を生み出して楽しむために行われるので、成績によりプレイヤーのプレイの善し悪しを決めてはならない。むしろ、ロールプレイやキャタクター理解について評価し合うのが好ましい。


試作ルールでは成績集計を行わない選択をゲームマスターが取れることを銘記していましたが、削除しました。

また、マナーについての記述をルール29に含めました。


試作ルールは全部で21条あり、プレイ終了処理と共にプレイについてのまなーについて記述していました。

また、そこには創作に関係するルールも含まれています。

試作ルール『

■ルール15 プレイ中はゲームマスターの指示に従わなくてはならない。また、ゲームマスターはシナリオとキャラクターシートを尊重しなければならないが、それ以上にプレイヤーが楽しむことを重視しなくてはならない。

■ルール16 案内役が「プレイを終了します」と宣言すると、どのような状況であれプレイは終了する。プレイが終了すると、ロールプレイは解除されて案内役とカードプレイヤーを演じる必要はなくなる。

■ルール17 シナリオ攻略が終了するかゲームマスターの判断によりプレイが終了された場合は、達成されたキャラクター目的の点数を自己肯定感に加えて成績とする(【成績集計】)。これ以降はキャラクターシートの非公開情報の公開が許される(ゲームマスターの判断で成績集計を行わないこともできる)。成績集計が終わると結果を発表して、雑談の後に解散する。

■ルール18 ゲームマスターが許したときにはプレイヤーは自分が担当するプレイヤーキャラクターを改造したり自作したりすることが許される。【改造】とは既存のキャラクターシートの名前やキャラクター設定、デッキの一部などを部分的に変えることだが、シナリオ攻略が不可能になるか、あるいはプレイが成り立たなくなるほど容易になる場合を除いて奨励される。

■ルール19 シナリオとルールブックが異なる指示を出している場合は、ゲームマスターの指示に従いシナリオを優先する。シナリオとキャラクターシートの内容に矛盾が起きたときにはゲームマスターの判断で解決する。

■ルール20 ゲームマスターの指示をプレイヤーは尊重しなくてはならない。

■ルール21 差別及び暴力行為を肯定してはならない。

』試作ルール

基本ルールは、プレイ中に素早く確認することができるように記述することを重視しています。

そのため、セッションに関係しない試作ルール18に関しては、基本ルールとは別の創作基本ルールを設定することにより基本ルールから外します。

また、ルール15、19、20に関してはこれまで記述した基本ルールに含まれていますので削除します。

とはいえ、含まれているだけで曖昧性が残っているので、これまで制作した基本ルールを書き直しましょう。


今日の成果は以下になります。

基本ルール『

■ルール28(プレイ終了) シナリオ目的が達成されると、ゲームマスターはプレイ状況に合わせてエンディングを選択して語りプレイを終了する。プレイが終了すると、プレイヤーは自分が担当するカードプレイヤーの自己肯定感に達成されたキャタクター目的の合計を加えて成績集計を行う。成績集計が終わると結果を発表して、雑談の後に解散する。

■ルール29(注意点) ゲームマスターがプレイ終了を宣言すると、シナリオ目的が達成されていなくてもプレイは終了する。また、成績集計が終了したらキャタクターシートⅡの公開が許される。プレイは物語を生み出して楽しむために行われるので、成績によりプレイヤーのプレイの善し悪しを決めてはならない。むしろ、ロールプレイやキャタクター理解について評価し合うのが好ましい。

』基本ルール



今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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