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君の名は あらすじ

千年ぶりとなる彗星の接近を1ヵ月後に控えた日本。山深い田舎町で鬱屈した毎日を過ごし、都会の生活に憧れを抱く女子高生の三葉。ある日、夢の中で東京の男子高校生になった彼女は、念願の都会生活を満喫する。一方、東京の男子高校生・瀧は、山奥の田舎町で女子高生になっている夢を見る。そんな奇妙な夢を繰り返し見るようになった2人は、やがて自分たちが入れ替わっていることに気がつくのだったが...。

糸守町に住む高校生の宮水三葉
神社の巫女でもある

宮水神社の娘として育った三葉は高校生と巫女という二足の草鞋を履いていた。儀式である口噛み酒を作る

ある日、三葉が目を覚ますといつもと違う光景に見知らぬ男の子の姿になっていたのだ。

その頃、東京で暮らしているはずの高校男子・立花瀧もまた見知らぬ土地で目を覚ました。

それを機に都会に住む瀧と田舎に住む三葉は度々その身体を入れ替わることとなった。その入れ替えタイミングは決まって寝た後、そして頻度は週に2~3回ほど。この入れ替わりが続いた2人は、これが夢ではなく現実の出来事だと気づき、お互いの行動に約束事を決め、なんとか二人の入れ替わり生活を保とうとした。

三葉、瀧、お互いの名前も姿も知りながら会うことは無い二人。戸惑いながらも二人はその生活を楽しんでいた。

(2人の過ごしていた時間には3年もの時差があった。2016年の瀧と2013年の三葉、2人は時空を超えて身体の入れ替わりが起こっていた)。

体の入れ替わりがなくなった瀧は、ある風景の絵を描き続けていた。それは少し前まで瀧が三葉の身体を通して見ていた景色。

ある日、瀧はその何枚もの絵をカバンに詰め込み、駅へと向かった。
しかしたまたま入った高山ラーメンのお店でその絵の風景を知る人物と出会うことになる。ラーメン屋の店主がその絵に写る町の出身だと言うのだ。それは糸守町という場所。しかし、そこは3年前の2013年にティアマト彗星の破片が落下し、糸守町ごと消滅していた。今はもう誰も住んでいないのだと言う。

衝撃の事実を知った瀧はすぐにその災害事故に関する資料を調べた。そこには3年前の悲惨な彗星落下事故、そしてその事故による犠牲者の名前が載っていた。500人以上にも及ぶその事故の被害者の中には、三葉の名前が載っていた…。三葉は3年前に死んでいたのだ。

糸守町の人たちは、瀧と入れ替わった三葉が逃げろと言っても誰も聞く耳をもたなかった。

こんな時、本物の三葉の言葉なら聞くのだろうか、そう考えた瀧はあの祠を思い出した。今ここに自分がいるのなら、あの祠には瀧の体に入った三葉がいるのでは。

その時、三葉は再び瀧の身体で目を覚ました。何故自分がこの祠にいるのか分からなかったがそこから出て町を見下ろした時、全てを悟った。そこは瀧のいる三年後の糸守町。町は彗星衝突により跡かたもなかった。そうだ、自分はあの日死んだんだ。その時どこからともなく瀧の声がした。そしてそれに応える三葉の声を瀧は聞いた。二人は違う時代にいた。しかし姿は見えなくともその存在を感じることはできた。

そしてある時間、黄昏時(かたわれ時)、二つの時代が重なるこの時に二人はお互いの姿を認識することができた。短い時間ながらも、たしかにお互いの存在を確認した二人、そして瀧はその想いを三葉に託した。二人はお互いの名前を忘れないようにと、三葉の手に瀧が名前を書き、三葉が瀧の手に名前を書き始めた瞬間に黄昏時(かたわれ時)は終わった。

三葉は自らの身体に戻り、瀧の想いを受け継いで糸守町の人達の避難を急いだ。しかし町長を務める父の元へと向かう途中、三葉はつまずき転んでしまう。その時すでに夢で出会った彼(瀧)の名前も思い出せなくなっていた。入れ替わりが終わると相手の記憶がすぐに消えてしまうのだ。たしかに存在する彼の名を、たしかに会った彼の名を。「あなたの名前は?」。

しかし三葉は諦めなかった。ぎゅっと握られたその手には彼の名が書いてある。そこに存在するはずなのだ。しかしその手には名前は書かれていなかった。ただ一言『すきだ』そう書かれていた。三葉は立ち上がり、再び走った。やっと役場についた三葉、町長室には祖母と四葉もいた。その後、糸守町にはティアマト彗星が落下してしまう。そして糸守町は壊滅した。

「君の名は。」の結末

山の上で一晩を過ごし、目を覚ました瀧。しかしなぜそこにいたのかも、なぜ司と奥寺先輩と別れて帰ったのかも覚えていなかった。その日から5年という年月が経ってからも、ある事故のことに妙に惹かれていた。それは8年前に彗星がある町へと落ちたという事故。

その町では奇跡的に彗星が衝突する寸前に町長の指示で避難訓練が行われていて、町の壊滅から住人は被害を免れたという。しかし自分が何を探しているのか、それすらも分からず、ただただ毎日を就職活動に追われていた。

ずっと誰かを探している。そんな気がしてならない瀧はある日、電車の中からその出会いをする。乗り込んだ電車の向かいの電車、そこに一人の女性がいた。その女性もこちらに気づきハッとする。そう、彼女こそ探していた人だった。二人はすぐに電車を降り、お互いを探しあった。そして見つけた。名前は知らない、知るはずの人。「君の名前は?」

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